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地域の特色を上手く"活かせない"こともある

こんばんは!
コスギです^ ^

お仕事においても、趣味においても、
成功事例を学ぶことはとても重要ですが、、
同じくらい失敗事例を学ぶことも重要ですよね…!

地方創生の目的において、一極集中防止・地域雇用創出・地域活性化が主となる3本柱ですが、、

引用:総務省統計局| 人口推計(2019年(令和元年)10月1日現在)結果の要約

2019年のデータですが、ほとんどの地域で人口減に歯止めがかかっておらず、数字的には地域活性化に結びついていないのが現状のようです。
(そんな中、地元滋賀県が微増している件は大変嬉しいものですが…笑)

もちろん、各エリアにおいて様々な施策を打たれているのは間違いがなく、エリアを限定すれば地域活性化につながっている事例もあります。

しかしながら、地域活性化のための施策が"あらぬ方向に向かうケース"もあることを、我々はしっかり意識しないといけませんよね。。


山梨県南アルプス市での「観光農園」を活かした地域活性化。
第三セクターが運営母体であるものの、設立時に南アルプス市が費用を全額出資(およそ8億)した、市も肝入りのプロジェクトは、施設開園から半年後には残念ながら廃業したそうです。。

元々、南アルプス市は登山・果物狩りで年間60〜70万人が訪れられていたそうです。それなりに感じますよね。。

ですが、市にはこれといったお食事処やお土産屋さんが少なかったようで"人が止まる仕組み"が無く、「大型観光農園を作って人を止まらせるんや!!」と設立されたのが「南アルプス完熟農園」だったとのこと。

引用:一社 南アルプス市観光協会

お土産物やカフェを併設するなど、多面的に展開するも思うように客足は伸びず…、僅か3ヶ月で経営難に陥り、追加融資・社長交代を試みるも、半年後には営業停止・経営破綻となったそうです。。

大きな原因は当時の社長の経営に関する甘さ、準備の甘さが要因と言われていますが…その真相は、、

しかしながら、土地の主力産業が「登山」「果実狩り」という点で、天候や豊作不作の影響も受けますものね、、自然って厳しいですね。。

ここから得られることとしては、とにかく計画は熟考に熟考を重ねるべきですね。

自分の生まれた(住んでいる)土地だからこそ、土地の自慢したいもの(もしくは既にあるもの)で挑戦したい気持ちはとても良くわかるのですが。。
はたしてそれで上手くいくのか?ニーズは合っているのか?

「ありたい姿」はもちろん、そこに到達するまでのステップアップの方法。上手くことが進んだ時、悪かった時、不足の事態 … etc
それらの項目に対して、土地の特色が最適かどうかを徹底的に考えて、石橋を叩いて挑戦していく。

地方創生・地域活性化は勢いも大切かもですが、、長く継続させるにはスモールステップ &  確かな計画が必要不可欠なのでしょうね。。

地域に染まった、自分の理想しか見えていない色眼鏡は外して、
頭に汗かいて、地域のために尽くしたいものです。。


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