「キャリア」を形成するとは
現在、誰しもが考えることは「キャリア」ではないでしょうか。
これまでは新卒から定年まで一社で勤めるのが大多数の働き方としての、正解のように思えていました。
多くの人は転職しても1社、2社ぐらいであとはその会社で働くこと、あまりキャリアについて考える必要性もなかったのだと思います。
しかしながら、最近では大手企業も50代以上の方の早期退職をどんどん実施するようにもなってきました。
また、それに伴って50代の転職者も増えてきております。もはや35歳転職限界説は過去の話となりました。(30代前半はパリでフラフラしていたので、友人や知り合いに言われており、将来どうしようかと思ったこともありましたが、ただの幻想でした)
また、SNSの影響もありいい感じにキャリアを形成している人も視覚化することにもなり、自分のキャリアを半強制的に考える必要に晒されるようになりました。
これまでは同じ職場の上司や周りの人が、自分のキャリアを考える上での参考にしていたかもしれません。今では無数の人のキャリアに関する情報を得ることが簡単にできてしまいます。
外資系企業に転職することも一般的になりましたし、副業解禁により会社員をしながら副業する人も増えてきました。
更には、さまざまな方法でFIREする人も出てきてており、本当に誰しもが自分のキャリアを考えさせられる状況になっているのだと思います。本当に多様な働き方ともなっており、食事もそうですがメニューが多いと、迷ってしまうのも当然のことではないでしょうか。
逆にメニューが一品しかなければ、迷うこともなくその一品を選ぶだけでした。
また、キャリアにはそもそも正解がないので、正解がないためにキャリアを考えたら、「はい、終了」となることはなく、常に無意識にせよ意識的にせよキャリアは考え続けるものだと思っています。
僕はできることならば働けるのであれば、働き続けたいと考えており、人生=キャリアとして捉えたいなと思っています。できることならば戦略的にキャリアを形成したいなと思っています。
僕の場合は、これまではキャリア形成なんて考えもなく、自分がやりたいようにしてきたため、自分が何をしている人なのかわからないキャリアになってきました。
その反省も含めて、もう少し戦略的もしくは、自分は何をやっている人なのかパッと分かるような肩書きもしくはパッケージにしたいなと思っています。
また、同時にキャリアは計画的に築くのではなく、どれも偶然で決まるというキャリア論も好きであり、本来は偶然に歩んでいくことが自然なのではないかとも思っています。
日本人であれば「縁」という言葉に文化的にも慣れ親しんでおり、こういった「縁」という考え方を持ち合わせているからこそ、キャリアを形成するという考え方があまり日本では普及していなかったのかもしれません。
とはいえ、自分の強みや弱みを知ること、自分のこれまでの経験の棚卸しなどは一度腰を落ち着けて整理する必要があるのではと思います。
そして基本的にはオープンな心構えでチャンスが訪れたら飛び込むというマインドを持って日々過ごしていくことは大切だなと思っています。
幸運の女神は前髪しかないと言われていますし。
それでは。
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