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旅をしながら仕事する! メリットしかないから北海道と新潟に拠点オープン

旅をしながら仕事をする。仕事しながら旅をするーー。

これは、実現できます。

ジョイゾーでは、最近2カ所にサテライトオフィスを設置しました。北海道釧路市と、新潟県長岡市。これらを、社員のみんなで活用していくところです。

この2拠点は、一般的に言われるサテライトオフィスと少し違うかもしれません。寝泊まりができる環境を整え、日中には仕事をし、夜や週末には観光を楽しめる「ワーケーション」をできる拠点です。

今回は、私たちジョイゾーが、釧路と長岡にワーケーションの拠点を設置したきっかけや狙い、効果を紹介します。

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旅行先でも普段通り働けるから、休みを取らなくていい

もともとジョイゾーでは、打ち合わせでお客さまのオフィスへ伺うことはほとんどありません

Web会議か、日本橋のサイボウズ本社、もしくは弊社オフィスに来ていただくことにしていました。

なので、地方でフルリモートで働いているメンバーも特段不便なく仕事はできていました。そして、現在は、コロナによりすべてWeb会議になったので、元々オフィスに出社していたメンバーもどこにいても普段通りに働くことができます。

さらに、2年前からはワーケーションへの取組もはじめ、例えば、コロナになる前はハワイへ旅行し、そこで仕事をするメンバーもいました。

お客さまとの打ち合わせもリモートなので、時差だけに気をつければ問題は起こりません。お客さまも、まさかハワイから打ち合わせに参加してるなんて思っていなかったと思います(笑)。

そのころから、どこにいても仕事ができると、体感としてわかっていたのです。

旅行のために長期の休みを取るのはなかなか大変です。社外だけでなく、社内の調整もしなくてはなりません。

でも、ワーケーションなら会社の繁忙期でも好きなように旅行ができます

海外だと場所によっては時差を利用することで、日中は自由に観光し、夜にお客さまとWeb会議をするといった働き方もできます。お客さまや社内のメンバーに気兼ねなく、旅行をして観光もできるわけです。

ジョイゾーでは、コロナ前から各人がそのように自由に働いていました。

釧路で経営合宿! リラックス&集中が両立する環境

今年の1月に、私と取締役の四宮琴絵、社外取締役であるCOTENの深井龍之介さんとで、釧路で経営合宿をしました。

阿寒湖近くのホテル「鶴雅」で、会議室なども借りられるワーケーションプランがあり、それを利用しました。

日中は会議室では集中して経営計画を練りますが、早朝に凍った阿寒湖の上を散歩したり、休日には湖の上をスノーモービルで走るアクティビティで真冬の世界を体感することで、何もないホテルで缶詰めになるより、よほど頭が冴え、会議がはかどりました。

釧路はよく行きますが、自然は毎回違った刺激をくれます。

また、同時に深いリラックス効果があり、ストレス解消にもなるんです。

環境を大きく変えることで、家や職場だけでは得られないインスピレーションやクリエイティビティにもつながると思っています。即物的に何かの役に立つわけではないかもしれませんが、日々の仕事の中で副次的に効果が生まれるのだろうという体感があります。

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釧路の合宿の様子は社内のメンバーにも共有したところ、「自分たちも行きたい!」と声が上がったので、ぜひ釧路のサテライトオフィスを使って、いくらでもワーケーションしてほしいと思います。

ワーケーション手当の条件は「お客さまに関わることをする」

noteの初回でも少し書きましたが、福利厚生の手当として「ワーケーション手当」を作りました。これは、どんな場所でもいいので、ワーケーションする人には一律2万円を支給します。

ただし、1つだけ条件があります。それは「お客さまに関わることをする」というもの。

例えば、「お客さまが販売しているお菓子を食べた」「お客さまが建設した橋を渡ってきた」「お客さまが運営する宿泊施設に泊まった」などでOK。お客さまの商品やサービスに関係することで仕事に対するリアリティや愛着が増しますし、お客さまにお伝えして会話が生まれたり、喜んでもらえたりします。

ワ―ケーション制度を利用したメンバーが、リラックスできて楽しめるだけじゃなく、お客さまとの関係性がよくなるという相乗効果が生まれます。

ワーケーション用の拠点を釧路と長岡に

今後もよりワーケーションがやりやすいようという理由で北海道釧路市と新潟県長岡市のサテライトオフィスを作りました。釧路は昨年末、長岡は今年3月にオープンしました。

重要活動拠点である点や現地でフルリモートをしているメンバーがいるため、よく行く場所としてまずはその2カ所を選びました。

一般的なサテライトオフィスというと、「仕事ができる場所」をイメージするかもしれません。ジョイゾーのサテライトオフィスは仕事だけでなく、宿泊設備が整っているのが特徴です。

借りているのは住居用のマンションなので、日中はそこで仕事をして、空いた時間に観光して、夜はそこに泊まれます。

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(写真上:長岡にあるサテライトオフィスの室内)

「使い方」は、あえて決めていません。ワーケーション以外にも、メンバーには例えば、家族旅行などにもどんどん利用してほしいと思っています。

メンバーが気軽に行って、楽しめる場所になったらいいなと期待しています。

長岡では100インチのスクリーンやプロジェクターも用意しているので、セミナーやハッカソンなどのイベントを将来はやっていきたいと計画しています。それ以外にもキッチンで料理をしたり、コミュニケーションスペースとしても活用していきたい。

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「考えるよりやってみよう」の好奇心でスタートする

ワーケーション用の拠点をつくることは、特に大きな決断だとは思っていません。東京と違ってマンションを借りても家賃はそれほど高くないし、うまく活用されなければやめればOKです。

「考えるより、やってみよう」という好奇心でスタートしました。

とはいえ、拠点をつくってから、新入社員研修や、SIのメンバーの合宿を実施したり、釧路では現地で採用したアルバイトのワークスペースとして早速活用されています。

使用に関して、明確な条件は定めていません。どんどん試してもらって、私が思いつかないような新しい使い方が生まれたらうれしいです。

リモートワークもそうですが、私はメンバーをマイクロマネジメントしようという気持ちはありません。

ワーケーションのためのサテライトオフィスも、管理するのではなく、自由に使ってほしい。「こんな効果を狙っている」という強い思いがあるわけでもないので(笑)。

メンバーや会社が、いまよりずっと楽しくなる、そのイチ要素になればいい。

これも、ジョイゾーが追求するテーマ「すべての人生を楽しくするために、SIerとしてエンジニアリングの可能性を追求する」の1つです。

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四宮靖隆(しのみや・やすたか)。(株)ジョイゾー代表取締役社長。サイボウズのkintoneビジネスにコミットし、Mr.kintoneとの呼び名も。SIを再定義し、仕事も人生も「楽しい」世界を実践中。

重版決定! 『御社にそのシステムは不要です。』発売中

ジョイゾーは、エンジニアリングで新しい波を広げます

ジョイゾーは、サイボウズ社の「kintone」(キントーン)を専門にコンサルティングやシステム開発を行うSIerです。すべての人生を楽しくするために、SIerとしてエンジニアリングの可能性を追求しています。

編集協力/コルクラボギルド(取材構成・栃尾江美、編集・平山ゆりの


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