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【詩】伝える難しさ。

さよならの一雫。
まだ終わらないで、と願いながら。 
見たくない現実にそっとヴェールを降ろす。
すべてを偽りに変えて。
いっそ、夢でもいいから。

唇から零れ落ちた一言。
それはきっと誰かに対する想い。
言いたくて、でも言えなかった気持ち。
貴方に届く日を心待ちにしていた感情。

ありがとうの一欠片。
不器用な私からの小さな言伝て。
恥ずかしくて、しぼんでしまった言の葉。

何でもないみたいに優しい貴方へ。
たった一つのエール。
何もできない私からのせめてものメッセージ。

一人じゃない。
私が“ここ”にいるよ。
だから、お願い。
この世界を嫌ってしまわないで。
明るい貴方のままでいて。

一生に一度の出会い。
生きて巡りあい、死で分つ。
抗えはしない、この世の理。

当たり前のように側にいる人。
明日には居なくなってしまうかもしれない人。
それは、私だって同じだ。

当たり前を大切にしよう。
そう誓っては破られる現実。

一瞬みたいに過ぎ去る時間。
誰かといて、楽しい時、幸せな時。
集中して、気付いたら経過が進んでいる時。一日は長くても、一ヶ月、半年、一年と
過ごした日々を振り返った時。



追記:言葉にしたり、感情を表現するのって難しいですよね。

私はかなり下手なので、いつも伝えたあと、後悔することが多いです。

一言足りなかったり、一言多かったり。

簡潔すぎても、冗長すぎても伝わらないので、言葉って本当に大切だとこの頃身に沁みています。


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