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マネーセンスを読んで

みんながお金に管理について、

大嘘を信じ切っているのだ

お金に関する慢性的で自己破壊的な

困った行動は、すべて、無意識の

心理的な力によって起こっているのだ

暮らしの中で影響力を持つ大人たちを

観察し、どうしてそんなことをするのかと

理由を考えているうちにマネー感覚が

出来上がっていくのだ

お金に関するシナリオや行動が

世代から世代へ受け継がれるのだ

マネー感覚の火種というものがあり、

成人後まで消えない強烈な印象を

与えた、お金に関する子どもの頃の体験といものだ

重要なのは何もわからない子ども

の頃の解釈が原因だ

この子ども時代の解釈をもとに、

わたしたちはマネーのシナリオを

作り上げ、成人後はそのシナリオ通り

お金について考え、お金と付き合うのだ

マネーのシナリオは無意識のなかに

隠れて作用する事が多いので、

わたしたちは知らないうちに

振り回されることが多いのだ

どうするべきかわかっているのに

そのとおりに行動できないとしたら、

問題は知識の不足ではないのだ

自己破壊的な自滅的な行動の

根本にある原因を探ろう

第一に、マネー感覚の火種の元を研究しよう

1番わかりやすいのは家族だろう

次にマネーのシナリオを検討しよう

育ってきた環境の中で家庭内、

もしくはもっと広い文化の中で

目の当たりにした破壊的な行動パターンを

繰り返すか、過去の影響を回避しようとして

逆の極端なパターンに走ってしまうのだ

極端から極端になり、不健全な

振り子になり、アンバランスで

破壊的なお金との関係が出来上がってしまうのだ

自分を恥じると、自分は無能な人間だと

感じ身動きがとれなくなるのだ

心を変化させよう

心と経済状況をもっと健やかに

したいと思ったら、もっとたくさん稼ぐ

のではなく、お金ともっと健全な良い関係を

築くことだ

自己破壊的な行動を変える第一歩は

思考を変える事だ

まず、お金は最大のストレス要因だ

お金を貯めて、未来のために投資する

暮らしを楽しみ、目標を実現するために

それなりの額のお金を使うが、

しかし、稼ぐ以上に支出してはいけない

うますぎる投資話には気をつけるのだ

収入が増えれば解決するのか?

お金と幸福には意外にも

相関関係は見られないのだ

人の幸福度のレベルを決める要因は

個人的な繋がりや仕事の達成感よりも、

お金は重要度は低いのだ

解決策はもっとたくさんの

お金を稼ぐ事ではなく、

お金ともっと健全な良い関係を

築くことなのだ

わたしの人生は不安に振り回されてきたのだ

どうして今のような自分になったのかを

よく理解できれば、きっと納得するだろう

では、どうするか?

どんな問題でも、第一歩は、

問題があると認識することだ

自滅的な行動の元にあるマネーの

シナリオを書き換えない限り、

同じ行動を何度でも繰り返す危険性があるのだ

本気で、変わろうとするには

何が必要か?

あなたの動物の脳を手なづけよう

ワニ 脳の最も原始的な部分は

起こりうる脅威に関心を集中している

サル 脳の感情の中枢は探究し、

調査するのに忙しい

科学者 理性の担当者は入ってくる

情報を観察し、分析する

お金に関する限り、多くの場合が

衝動や感情 科学者ではなくて

わたしたちのなかにいるワニとサル 

がショーを取り仕切っているからだ

科学者は意思決定プロセスから外され、

ワニとサルが主導権を握るのだ

動物の脳がその場を仕切って、

次の反応のどれかが起こったせいだ

戦うか、逃げるか、フリーズするか

第一ステップ 不安や興奮のせいで

激しい感情に振り回されているときには

不合理な行動をしがちだと

認識することだ

第二ステップ 何度か深呼吸する

第三ステップ 自分の思考が正しいか

チェックする

第四ステップ 急いで決断してはいけない

考えを落ち着かせて動物の脳を

沈めて、理性の脳を復帰させるのに、

だいたい20分くらいかかるのだ

毎日、数分間、瞑想して

体に意識を集中し、

体の言葉を聞き取ることだ

腹部が緊張すれば、あっ、恐れているな

わたしたちが心配や不安を

意識するずっと前に、

身体が感じとっているのだ

激しい感情があると、

理性の脳は圧倒されてしまうのだ

波が来るなと思ったら、

数回深呼吸をしよう

誰でも感情の洪水に理性の脳が

流される可能性があるのだ

わたしたちは自分の選択や行動が

どこから生じているのか、

よくわかってないのだ

過剰に一般化し、誤った解釈をし、

真実とは反対の過去をでっち上げることすら

あるのだ

マネーのシナリオに対処するうえで

最初の障害は、自分でもシナリオに気づいて

いない場合が多いのだ

成功の場合でも失敗の場合でも

わたしたちは偶然が果たす役割を

過小評価する傾向があるのだ

さらに無関係な出来事に因果関係が

あると思い込む傾向があるのだ

ストレスを感じていると、

理性的な脳は戦線から離脱し、

わたしたちは脳の非理性的な部分に

せっつかれ行動するのだ

なぜ自滅的な判断をするのか?

過密なスケジュールと仕事の多さが

賢明な判断をする能力を損なうのだ

前頭前皮質の仕事が多くなりすぎると、

脳の別の部分からやってくる

強力な衝動に抵抗する能力が落ちてしまうのだ

理性的な脳はわたしたちが

思うほどの力はないし、

さらにストレスがかかると

さらに判断力が損なわれるのだ

経済生活を改めるには

まず自分の中にある信念や、

知識、洞察、そして感情をかえなければならないのだ

感情は心のGPS

わたしたちの感情は優れた意思決定に

とって不可欠な要素でもあるのだ

感情はいくつかの意味で意思決定に

欠かせないのだ

感情は完全に無視すべにではないのだ

決して慌てない事だ

しっかり調査しよう

それぞれの選択肢からどんな結果が

予想されるかを考えよう

身体の声を聴こう

何かしら不安を感じたら、

その理由をつき詰めよう

そして、一旦決断したら、

あとは気にしないのだ

置いてきぼりの恐怖で判断を誤る

群れの一員にとっては、

置いてけぼりは死を意味する

経済的な行動を動かしているのは、

恐怖だと考えている

置いてけぼりにされることへの
恐怖だ

偶然とか不合理に見える行動の多くが、

じつは高度に予測可能な社会的力学の結果、

群れと共にいたいという欲望のなせる技だ

快適ゾーンに留まろうとする

経済的な快適ゾーンも同じだ

そこにいれば安全だと感じて

くつろげる経済的領域だ

わたしたちの目標は、

みなさんの快適ゾーンを広げることだ

もっと柔軟な考え方をして、

どんなレベルでも快適で居られる、

また自分が望む経済力なレベルを

実現して維持するのに必要な

心構えを作るための手助けをしよう

財産が減ったときだけではなく、

財産が増えたせいでストレスを

感じることもある

慣れない環境に置かれると、

動物の脳が警報を鳴らし、

無意識の心が慣れた場所に

戻ろうとするのだ

無意識のうちに元の快適ゾーンに

戻るような行動をとり始めるのだ

今から考えるとあの無鉄砲も

自分の快適ゾーンに戻ろうとする

気持ちからなのだ

快適ゾーンに留まれというプレッシャーは

外からも内からもかかる

ミリオネアはなぜ人よりも失敗するのか?

ミリオネアが大きな事業の過ちを

犯す回数は平均3.1だが、

そうでない人たちは1.6回だ

経済的な快適ゾーンの上に出るにしても

ストレスは居場所をなくしたことから生じる

経済的な地位が異なると、

友人や家族との人間関係に深刻な

問題が生じることがあるのだ

いまより高い所得レベルを実現しようなら、

あるいはもっと低い所得レベルでも

快適でいようなら、

自分の経済的な快適ゾーンから

踏み出すことにじっくり考えよう

柔軟な思考こそ、経済的、心理的な

健全さを実現し維持するために

欠かせないのだ

期待と現実のギャップが貧しさを生む

人間の本質がバブルを生む

人々を資産市場に放り込むと、

彼らはとにかく安く買って

高く売ろうとする

お金についめ未解決な問題を

抱えているひとは、バブルの餌食に

なりやすいのだ

わたしたちは群れと一緒に走りたいという

衝動を消すことは出来ない

誰もが損をしていた

みんなが一緒にひどい目に遭っていたのだ

マネーのトラウマというおばけ

誰かに使われる前に使おう

そのトラウマの原因は家族の経験にある

小さい子どもにとってほとんどの体験が

トラウマになりやすい

子どもたちがお金について混乱する原因は沈黙だ

掘り込まれるマネーのシナリオ

人生なんて希望がもてないだとか、

自分で人生を何とかしようと思っても

無理だし無駄だという思いや、

宿命的な欠乏感を助長する

お金そのものは愛も人との

つながりも慈しみも提供してくれない

白馬の王子様のシナリオ

わたしたちの無意識の心はマネーの

シナリオを何度も形成する

マネーのシナリオは検討し、明確にし、

問い直さないかぎり、決して変化しない

経済的な可能性を最大限に発揮して

生きられるどうかは、シナリオが

そっと心に忍び込んできたときに、

それに気づくことが出来るかどうかだ

自己破壊的な行動を変えるためには、

思考を変えることにある

ワーカーホリックは生産能力がない人間は

価値がないと無意識で信じている

誰かが自分の経済的な面倒を

みてくれるという思い込みは、

高い代償がある

パターン化した自己破壊的な経済行動が

しつこくついて周り、それが不安や

ストレス、悩みの大きな原因になって

人生を損なっている場合、

マネーデイズオーダーである

マネーディスオーダーは家族的な機能不全、

感情的な混乱、対応戦略の失敗、

非常につらい子ども時代の体験、

これらの要素が重なり起こる


経済的否認、経済的拒否、過剰なリスク回避、

ケチなどは、強迫的な溜め込み、

ワーカーホリック、不合理な賭博、

それに浪費がある

お金に忌避症候群がある人は、

もっとお金があれば人生はうまくいくだろう、

と自分の経済状況に恨みがましく思っている

否認よって短期的には緊張が

和らげるが、長期的にみたら

問題を増やしかねない

極端な経済的否認は解離の形をとる

可能性がある

過去から解放されてるためには、

過去を訪れる必要があるのだ

リスク回避に取り憑かれた人は

どんなわずかなリスクにも

とてつもない不安を感じる

過剰なリスク回避も子供の頃に

周囲の大人を観察して感じた不安と

結びていている

ワーカーホリックは仕事依存症であり、

もっとお金があれば、家族や自分が

幸せになれるという思い込みだ

所得が貧困ラインから抜け出せたら

幸福とは全く関係なくなるのが金だ

脅迫買い物依存症は過去に

トラウマやウツに悩まされた経験から

その辛さの逃避が出来ることを学んでいる

まずは真実を話そう

パートナーとお金について

落ち着いてオープンに話そう

2人で計画を立てよう

相手に相談せずに使えるお金を決めておこう

計画を守る

緊急時の対応を決めておく

一方が100%悪いということはまずないのだ

経済的な依存は野心や自立を破壊し、

当人は世の中で途方に暮れて

無力感に苛まれる

自分のなかの科学者を動員するスキルを

高め、恐怖や怒り興奮などの

激しい感情のさなかで科学者に働いて

もらえば、どうすればワニの脳の直感と

サルの脳の感情的社会的な知恵を

うまく活用できるか学習できるのだ

未解決の問題が解決されると

エネルギーが放出され、精神的に感情的になれる

あなたはどんなふうに変わったらいいだろう?

当人が避けたり、抑圧したり、

放置している問題や記憶を

自分の感情と触れ合いつつ、

理性的な脳を働かせて新しい洞察や

理解を生み出さなければならない

相手や自分を許すのだ

過去をクヨクヨ悩むのと未来に不安を

覚えるのを一旦やめよう













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