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じいじ 保育士を目指す! ジェンダーと保育

 やっと本(資料)を読み始めた。

 読む為に取り寄せてあった本、この夏休み中には読まねばと思っていた本だ。女性と高等教育に関する本。

 ジェンダー問題を扱う為の参考図書だ。数冊は教育学系で読んでいる。指導教官から参考図書として読むように言われているが。。。手をつけていない。

 女性が圧倒的に多い職業としての保育。母性と育児が結びついたイメージとしての社会的役割。女性と低賃金労働。男性優位社会の中での役割。保育が置かれている諸々の問題を考える上で避けてはいけない問題がそこにある。

 看護においても、何故女性の職業とされたのか?その問題は、女性性の役割として最適だからではない。そもそも、日本における看護の系譜は、僧侶等の宗教家による看病や看取りの流れが源流だ。西洋においてもキリスト教による修道士や修道女によって行われる宗教行為としての看病や看取りが源流である。決して、女性だからではない。

 同じく保育においても、保母という職業が成立し法的記述が女性を対象としていたのであって、女性でなくてはならない理由がそこにあった訳ではない。そして、何故女性が低賃金労働を強いられるのかも同様に必然性など存在しない。端的に言えば、男性優位社会というイデオロギーの産物でしかない。

 そういう社会の根底にある矛盾が色濃く出ている保育の世界の当たり前とされている当たり前でない事を指摘して白日の元に晒す。その不合理を世間に問う事も『解放の保育学』の重要な仕事だと考えている。

さて、今日はこの辺で。


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