見出し画像

旅好きがオススメする ガイドブックに載っていない南フランス


南フランスの旅行先として思い付く都市はニースやカンヌではないでしょうか!?
とても魅力的な大都市です。しかし、もう少し田舎へ行くと、さらに南フランスらしい街に出会えます。しかも、混雑を避けられて観光できるのも魅力♡人が住んでいる地域ではたくさんの猫に出会えます。
石畳の絵本のような街やセレブが愛したリゾート地、地中海の青い海が映えるロマンチックな街を見てみませんか!?

これから紹介する旅はコートダジュール最南端の街イエールにホームステイをして、他の都市をバスで訪れました。

コートダジュールとは?


コート・ダ・ジュールとは紺碧海岸の意味。その名の通り、碧い海と真っ青な空、パステルカラーの町並みが広がる楽園です。
フランスにいながら南国リゾートにいるようなセレブ感が味わえます。

コートダジュールの気候


コートダジュールは、地中海気候。夏は毎日太陽が降り注ぎ、30度を超える日もありますが、日本ほど湿気はなくカラッとしているので冷房が無くても快適に過ごせます。
フランスの他の地域に比べ天気の良い日が多く、特に夏の間は晴天が続きます。8月の平均気気温は27度。雨が降る日も365日中65日ほど。春と11月の雨期にまとまって降ります。
冬は温暖で、標高の高い所を除けば雪が降るのは10年に一度程度といわれます。1月の平均気温は6度。ダウンなしで外を歩ける日も多いほど過ごしやすい気候です。

コートダジュール最南端の街 イエール


南仏の大都市ニースとマルセイユの間にある、小さな街イエール。
旧市街は時計台やカフェ、マルシェや雑貨屋さんがひしめく通り。細い路地には住宅地もあり、猫にも出会えます。
石造りの階段を登ると青い地中海とオレンジ色の屋根の南フランスらしい街並みが見渡せます。高台にはお城も!
9世紀から13世紀は貴族たちによって街が形成された為、中世の街並みがそのまま残っている街です。

こちらで詳しく紹介しています↓
https://note.com/joyous_sage635/n/n4c17995e7271

ブリジットバルドーが惚れた街 サントロペ


イエールからバスでニース方面へ1時間くらいのところにあるサントロペ。ブリジットバルドーが映画で訪れて以来、気に入り住んでいる街です。
街の特徴はフランスのセレブの別荘やクルーズ船が並ぶリゾート地。
青い地中海とその目の前はピンク色の建物が並び、カフェやレストランが建ち並んでいます。細い路地に入るとショッピングもでき、広い所に出たらマルシェも開催されています。お洒落な一軒家のブランドショップも見かけます。散策しているだけでセレブ気分になれる街です。

絵本のような石畳の街 ボルムレミモザ


イエールからサントロペ行きのバスと同じ、VARLIBネットワークのバスに乗って、バス停BORMES LE PIN下車。バス停を降りたら海が見える方面と反対方向にまっすぐ歩いたところにある街です。
村の名前は1月から3月に黄色の鮮やかなミモザが咲き乱れることから由来。
村の頂上から海が見渡せます。
冬のミモザの時期でない時も、初夏からはブーゲンビリア、マグノリア、ジェラニウム、サボテンの花など一年を通じてたくさんの花が咲いています。ボルムレミモザ村はフランスの花ラベルの町、最高ランクを取得しています。
村は丘の斜面に位置し、かわいい路地や階段、レストランやおみやげやさんも並び特に春から秋にかけて活気がありますが、観光地化されている街ほど混雑しないので、観光しやすい街です。

ヨーロッパで最も美しいビーチがある ポルクロル島


ポルクロル島はイエール駅前からバスでフェリー乗り場まで行けます。
そして、イエールのジアン半島TOUR FONDUE[トゥールフォンドュ]港からフェリーで20分。
白い砂のビーチや透明度の高い海だけでなく、遺跡となっている要塞、灯台、復元された風車、教会なども見れます。
シーカヤック、サイクリング、シュノーケリング、ダイビング、等のアクティビティだけでなく、植物鑑賞、散策も楽しめる島。
また、この島にはベルギーの冒険家だったフランソワ・ジョセフ・フォルニエ氏が結婚の贈り物としてこの島を買い取り、奥様にプレゼントをしたというロマンティックな歴史もあります。そのため、100年以上経った今でもハートのモチーフや窓が民家などの所々に飾られているます。見つけられたらラッキー♡

食事について

南フランスは魚介や野菜の宝庫です。そこにオリーブオイルを使った料理が家庭でもレストランでもよく出てきます。


ニース風サラダ


南フランスではニース以外の都市でも、ニース風サラダを見かけます。日本で見かけるニース風サラダにじゃがいもが入っている事もありますが、本来、夏野菜の盛り合わせなので、じゃがいもは入っていません。トマトやレタス等の夏野菜にアンチョビとツナとオリーブ、ゆで卵。前菜とは思えない程の量に驚きます。

ラタトューユ


家庭料理としても人気の南仏らしい食事はラタトゥイユ。
夏野菜のなす、トマト、ズッキーニをハーブとオリーブオイルで煮込んで作る煮込み料理です。彩りも鮮やかで食欲をそそります。

白身魚


海に面しているので魚介も豊富。ブイヤーベースのような魚介や野菜を煮込んだスープや、白身の魚をハーブとオリーブオイルでグリルしたものも多く見かけます。

スイーツについて


フランスはスイーツ大国。散策していると、チョコレートやマカロンのオリジナルのお店で、量り売りをしているところにも出会えます。
ケーキやジェラートはどこで食べても美味しくて種類も豊富です。

ここでは、トロペジェンヌを詳しく紹介。

トロペジェンヌ


南フランスのサントロペにはブリジットバルドーが名付けたスイーツがあります。昔はそのスイーツに名前ありませんでしたが、サントロペに魅了されたブリジットバルドーが「トロペジェンヌにしたら?」と名付けました。
Tropezienne(トロペジェンヌ)とは「サン・トロペの娘」という意味。南フランスの港町Saint-Tropez(サン・トロペ)発祥のスイーツです。
硬めのブリオッシュ生地はオレンジの香りと味が口の中にいっぱいに広がります。挟まれているのはカスタードとバター、バニラビーンズを混ぜたもの。カスタードの甘さとバターのしょっぱさが絶妙なハーモニー。地中海を眺めながら食べるのが最高です。

南フランスの大都会では味わえない穏やかさと伝統的な石畳みの街がある南フランスの田舎町。ガイドブックでは紹介されない街と現地でのエピソードを詳しく紹介していきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?