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黒川敦彦逮捕を受けて思うこと

日本は本当に戦前を彷彿とさせる、警察権力の強い国になってきたなとヒシヒシと感じています。

根本良輔容疑者(29)と代表の黒川敦彦容疑者(45)、それに、運動員の杉田勇人容疑者(39)のは先月行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにして選挙活動を妨害したとして、公職選挙法の「選挙の自由妨害」の疑いがあるとのことで逮捕されました。

今回の彼らの行動が選挙の自由妨害になるか否かは裁判でしっかりと判断するべきことだと思います。
黒川敦彦は「質問に答えろ」と議論を要求していたことから、拡声器で怒鳴るだけの低レベルな民主主義から、議論をする高レベルな民主主義に移り変わる契機になり得たのではないか、と考えると、日本はこんなだから変われないんだろうなと思います。

今回問題なのは警視庁が逮捕状を請求したこと、裁判官が逮捕状を発行したことです。
逮捕とは警察権力による国民監禁なので、それを無制限に認めてしまっては国民の権利を守れません。そのため、逮捕状を発行するには2つの要件があります。
・犯罪を犯したことが十分に疑われること
・逃亡や証拠隠滅いずれかの可能性があること
です。
今回、犯罪になるかどうかが論点でした。選挙期間中に相手の選挙カーに近づき質問することは、選挙の妨害と捉えることもできるし、討論を試みた正当な行為と捉えることもできます。
このような犯罪に該当するか裁判所の判断を待たなければいけない件で逮捕をするのは非常に危険です。また、今回の件で証拠隠滅の可能性って何を隠滅する可能性があるんですかね?
これで逮捕できたら、戦前のように警察が怪しいと思った人物、ムカつく人物はとりあえず逮捕することが可能になってしまいます。
これは、警察権力を握った人間が自分の政敵やライバル、ムカつく人間を逮捕することが可能になることを意味します。

日本の司法の問題点は以下の3つです。
・逮捕の勾留期間が長い。23日間の監禁は拷問です。
・1容疑につき23日なので、2,3容疑をでっち上げれば、検察官は被疑者を数ヶ月勾留することができ、監禁という名の拷問で弱った被疑者に無理やり自白させれば、裁判まで1年以上監禁することが可能になります。今回の黒川敦彦も最初の容疑は公職選挙法違反、次の容疑は名誉毀損罪、その次の容疑は脅迫罪、さらにその次は電子なんとか罪、、、と勾留満期が近づいたら別の容疑で再逮捕し1年近く監禁するのではないかなと思います。
・逮捕の要件を満たさず発行した裁判官を弾劾することができない。裁判官や検察官が上級国民と言われる所以ですね。彼らはどんなに恣意的に物事を判断して真実を歪めたとしても説明責任を負いません。(裁判でも控訴することがてきるのみ)

しかし、多くの日本人は今回の逮捕をおかしいと思っていません。異常なことを異常だと判断できない日本人が多いからこそ、司法の暴走は止まらないのかもしれません。

みなさん、海外脱出の準備を!
ではでは!

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