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泣ける映画がみたいなら卒園式が推し!

いよいよこの日が来てしまった。幼稚園最後の日。人生で最後の幼稚園の日。幼稚園を卒園したのはこれで3度目だ。

1度目は自分が幼稚園の時。…。何にも覚えていない。

2度目は長男の幼稚園の時。

そして今日はいよいよ3度目最後の幼稚園卒園の日。1週間前からこの日のことを想像しては、目を潤ませていた。いよいよ最後。本当に最後だ。

私は卒園式が好きだ。どんな映画よりも泣ける。私と関係がある子が卒園するわけではない、全くもって関係ない卒園式に行ったことがあるが、その時も泣けた。

長男が1歳のとき、ある保育所に通っていた。とてもこじんまりとした保育園だったので、卒園児の両親でなくとも参加することができた。軽い気持ちで、在園児の親として式に参列してみた。そうしたら、担任の先生が、入場の案内の時に、すでに泣いていた。聞けば、初めて受け持ったクラスの卒園だからだそうだ。でも反則。もう泣いているなんて。突然のゲリラ豪雨に見舞われたように、私の涙のダムはすぐに崩壊し、涙が止まらない。

こんなこともあった。長男が幼稚園を卒園する時だ。私が式場にはいって、前に座っていたママ友に挨拶すると、隣にいたママ友の旦那さんが、泣いていた。まだ式も始まっていないのに。パパが式が始まる前から泣いているなんて、イエローカードものだ。川の上流では天気が悪くて、下流にいきなり鉄砲水が起こったみたいに、私の涙の流れは急激に増流した。これまた涙が止まらない。

そして今日は三回目。聖堂の鐘がなり、園児たちがキャンドルを持って入場してくる。白いガウンを着た園児たちが、両親に見守られながら一歩一歩ゆっくりとキャンドルを運ぶ。今回は反則者がいなかったので、私の涙のダムは決壊していなかった。手にはハンカチではなくカイロを握っていたくらいだ。それでもやっぱり涙はこみあげてくる。事前に少しずつ絞り出して涙が溢れないようにしてておいたのだが、やっぱりダムは崩壊した。

実は、なんで泣くのか分からない。とても複雑なのだ。寂しいような嬉しいような辛いような切ないような。こんな映画あるだろうか。感情をぐるぐるにかきまぜたマーブル模様のような映画。いろんな感情が湧き出てきてぐちゃぐちゃで、泣くしかないような映画。私はそんな映画見たことがない。

子どもの成長がいかに親や先生にとって、嬉しく尊いものであるか。小さな手が少しずつ大きくなり、背がのび、心が豊かになっていく。


子どもの笑顔がいかに大人を幸せにするか。

無邪気で素直で純粋なその笑顔にどれだけ支えられているか。


とにかくありがとう!なのだ。先生にも子どもにもママ友にも夫にも空にも太陽にも食欲にも毎日頭をおいている枕にも神様にもすべてに感謝。

本当に本当にありがとう。私は幸せです。


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