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入院時重症患者対応メディエーター

皆さんこんばんは♪

いつもソーシャルワーカー21の記事をご覧くださり、誠にありがとうございます!!

本日は入院時重症患者対応メディエーターについて書いていきます。

以前こちらの記事でも触れました。

入院時重症患者対応メディエーターとはどういった人なのか?

一言でいうと、『患者さんのご家族と病院の医療スタッフとの橋渡し役』です。

元気だった家族が、ある日急変してしまい、救急病院に搬送されました。

ご家族は突然病院に運ばれた説明を受けて、急いで病院に行きます。

なかなか面会させてもらえず、担当医から説明を受けましたが、専門用語ばかりの説明で冷静に理解ができないとします。

ようやく本人と会えても、目を閉じてまったく動かない姿で、手足にはたくさんの管が入り、口には太い管と人工呼吸器が繋がれた姿を見たら、不安しかないと思います。

そのような状況に置かれたご家族に寄り添って、担当医療スタッフとの間に入り、必要なサポートを行う役割があります。

入院時重症患者メディエーターとして活動しているスタッフは、看護師、社会福祉士、臨床心理士、薬剤師など、重症例に対する診療内容について知識をもったスタッフが担当することが想定されています。

看護師さんが1番多く、治療についての知識もあるので適任です。

入院時重症患者メディエーターとして常に勤務しているわけではなく、普段は他の業務を行い、救急の場面で必要があった際に、メディエーターとして業務を行っています。

こういった救急の現場は、精神的に不安定で治療方針やその内容の理解が困難になります。時間がないために起きるトラブルもあります。

・医療スタッフは患者さんを助けるために救命処置を行い手が回らない。

・ご家族は急な入院で混乱と不安があり、手が回らない医療スタッフの説明が不十分な場合がある。

医療スタッフと患者さん側の意見がすれ違います。そのときにコンフリクト(意見・感情の衝突)が起きます。

医療スタッフが感じる「大丈夫」と家族が感じる「大丈夫」は差があります。

ご家族に限られた時間で説明すると情報の不足が生じます。

不安(一次感情)から怒り(二次感情)に変わりやすくなります。

しかしお互いの共通点もあります!!

「患者さんに助かってほしい」気持ちは一緒です。

そんなときに間に入り、対話を促進する。

不安な家族のお話を伺う。

そして医療スタッフの説明が必要であれば、橋渡しをする。

そんなイメージの役割を持っているのが『入院時重症患者メディエーター』になります。

現状では救急搬送された病院に必ず『入院時重症患者メディエーター』がいるとは限りません。

以前の記事で入院時重症患者メディエーターの資格を取るのに10倍の倍率になることを書きましたが、今もそれくらいの倍率です。

年間10回程度研修があり、1回で70名程度受講するため、年間700名が増えています。

救急の病院に配置されることが望ましいですが、まだまだ人数が足りていないのが実情です。

これから資格を所持する人が増えると思います。

家族が緊急入院して、上記のようなコンフリクトが起きてしまった時には『入院時重症患者メディエーター』に相談ください。

逆に『入院時重症患者メディエーター』から声掛けがあるかもしれません。

その際はご遠慮なくお申し付けください。

最後まで読んでくださってありがとうございました😊

明日もよろしくお願い致します🙇‍♂️

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