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【教育関連】学級運営・授業・教師の仕事に役立つ情報などを発信

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学級運営に役立つ記事を掲載しています!
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#学級経営

【授業】授業中の雑談や小話は少しだけ準備した方が良いかも。

私が学生だった頃、先生たちのちょっとした雑談が好きでした。 ただし、楽しいと思えるのは授業がわかりやすい先生の雑談です。 そういった大前提の上で、雑談は楽しく聴けたし、そのようなわかりやすい授業をしてくれる先生の話は興味を持って聴くことができました。 現在は自分が教師となり、生徒の前に立って授業を提供する立場となりました。 やはり心掛けることは「わかりやすい授業」「興味深い授業」「楽しい授業」です。 そして、そのような授業でも秩序がある状態になるようにも心掛けてきまし

節目で授業の感想を書いてもらうのもいいかも

教師として授業をしていると、自分の授業がどのように捉えられているのか不安になる時がありませんか? もちろん、離任する場合などには生徒から手紙などをもらうこともあり、その時に生徒の授業に対する感想を知ることもあります。 ただ、時には、何かの節目(例えば、定期考査終わりや学期末など)で感想を書いてもらうのもいいのかもなと思います。 ただ、一つ絶対条件があります。 それは、生徒がネガティブなことを書いてきても、その生徒を目の敵にしたり、あからさまに冷たくしたりしないことです。

【学級経営】1年間の見通しを持つ

学級経営をする時に、毎年、見通しを持ちながら行っている。 この見通しを持つことによって、学級経営に一貫性が出てくる。 また、次にすべきことを考えやすい。 そして、何か迷った時の判断基準にもなる。 私の学級経営の見通しは、「生徒同士の繋がりを徐々に広げていく」というイメージだ。 学級経営の最初は生徒同士の繋がりが弱いし、少ない。 特定の仲の良い生徒同士で繋がっているイメージだ。 だから学級全体への広がりもない。 ただ、自治的な集団をつくるのなら、最終的に生徒がどの生徒

お友達先生にならない。

教師であれば、生徒と仲良くなりたいと思ったこともあると思います。 しかし、そのような仲良し状態で楽しく過ごせるのは、短期間かつ責任が少ない教育実習ぐらいまででしょう。 本当の教師の仕事というのは、そんな容易いものではありません。 基本的には1年間という単位で関係性を見ないといけないのです。 お友達先生をやっていれば、最初の頃は楽しいでしょう。 生徒も話しかけてくるし、先生の人気もあるかもしれません。 しかし、時が経つにつれて、担当するクラスや授業の秩序は乱れていくで

生徒を厳しく指導する時に心掛けること【動画付き】

厳しく指導する時に心掛けること、それは「冷静」でいることです。 「冷静」でいられない場合は、教師自身がとんでもない暴挙をしてしまう危険性があります。 また、生徒からも教師の底の浅さを感じられてしまい、表面上ではとりつくろっても、心でなめられてしまうことがあります。 私自身が学生の時には、冷静に、しかし緊張感を持って指導する人の方が良い威厳があるなと感じていましたし、尊敬する部分もありました。 では、教師として「冷静さ」を持って厳しくするためにはどうすれば良いのでしょう

【学級経営】やらない方が良いレクがある、、、

私の約10年間の教師経験の中で「やらない方が良かったな」と思うレクがあります。 それは「人を疑う」レクです。 例えば「人狼ゲーム」のようなものです。 「人狼ゲーム」はきっと仲の良い友達同士の内輪でするのは構わないと思います。 しかし、それを学級経営という割とフォーマルな場面で取り組むと良くないなという実感があります。 何を隠そう、私もそれをしてしまった過去の経験があるからです。 私が5年目くらいの時に、何かクラスみんなで頭を使ってできるレクはないかなと考えた時に浮

新年度にむけて① ~テーマを決めよう~

来年度、学級経営を任された人が新年度にむけてやるべきことを伝えたいと思います。

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【新卒教師向け】初めての学級担任・学級経営①~「優秀な教師の学級経営システムをもらう」~

1⃣ 【私の初めての学級担任・学級経営】 私は、初任の時に初めての学級担任・学級経営を任された。 結果は「学級崩壊」。全然上手くいかなかった。 その当時のクラスの生徒たちにはとても申し訳ない気持ちもあるし、その当時の自分もとても辛い思いをした。 ただ、あれだけの大変な体験をしたからこそ、その後の学級経営を向上させる大きな学びも得らた。 しかし、あれだけの大変な経験をすると、教師を辞める人や病休に入る人がいてもおかしくないと思う。 そのような事態を少なくしたいという

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【新卒教師向け】初めての学級担任・学級経営②~「あえて子ども集団と距離をとろう」~

1⃣ 新卒教師が陥りがちな「友達先生」  新卒教師は一般的には若くて、フレッシュで、子どもたちと近い存在である。 これは、教育実習などではポジティブに働くことが多い。 子どもたちも、自分のことをお兄さん、お姉さんのように慕ってくれる。 自分自身も人気者になったかのように感じ、「教師って楽しいな」「この感じで教師をすれば大丈夫」「自分は教師としての素質がある」といった気持ちにもなる。 その気持ちはわからなくもない。 ただ、それは「学級経営をする人」といういう視点で慕わ

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【学級経営】どの層に比重を置くか

1⃣ 5つの層の定義 学級経営の理想は、全生徒一人ひとりを手厚く指導していくことだ。 そのことは、私自身もよくわかっている。 ただ、現実問題、現在の学校教育のシステムでは、一人の担任が全生徒一人ひとりを手厚く指導していくことは難しい。 そこで、私が考えるのは「時期によって指導する層の比重を変えていくこと」だ。 ここでは5つの層を定義する。

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【教師の心得】怒鳴らないコツ

1⃣ なぜ怒鳴るのか?  教師をしていると、怒鳴りたくなるような場面が日常茶飯事に起きてくる。 なぜならば、教師は何十人、何百人という生徒を相手にしているからだ。 教師も未熟であり、生徒たちも未熟だ。 未熟な者同士で生活すれば、そりゃ怒鳴りたくなる時もある。 しかし、日常茶飯事のように怒鳴っていると、あまり良いことはないと思っている。 2⃣ 怒鳴ることの弊害  まず、生徒が教師の怒鳴る様子に慣れてくる。 最初は表面的に効果があるかもしれない。 しかし、人間は慣れ

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【学級経営】「日記とコメントのやりとり」の意義とコツ

1⃣ 「日記とコメントのやりとり」について  おそらく地域などによって呼び方は違うと思うが、生徒がその日の感想などを書いて、教師に提出する「日記」のようなものが多くの学校であるのではないだろうか。 なければ、もし可能であれば生徒が日記を提出する習慣をつくることをおススメする。 そして、それらの日記に担任の先生からコメントを返すというルーティンをつくっていく。 2⃣ 「日記とコメントのやりとり」の意義   では、その日記とコメントのやりとりの意義を挙げる。 ①日記提

【授業】授業づくりについて②

1⃣ 生徒の集中力と授業について  授業づくりについて、次は「生徒が疲れないようにする」ということをテーマとして執筆する。 まず、中学校の授業は基本的に50分ほどだ。 この50分間を、生徒がずっと集中を維持していくのはとても難しい。 もちろん、最高峰の授業であれば、そのようなことも可能なのかもしれないが、そのような授業を全時間において生み出すのは至難の業だ。 私が授業をする中で、体感として、生徒の集中力が持つのは20分間ほどだ。 2⃣ 「ブレイクタイム」  そこ

【学級経営】クラス担任がGW(ゴールデンウィーク)中にしておくべきこと。

1⃣GW中について 4月からずっと走り続けてきた担任の先生方、お疲れ様です。 特に初めて担任を持つ先生などは、初めてのことばかりで大変だったのではないでしょうか。 GW中は少し休憩してリフレッシュしつつ、残りの11か月間が全体的に良くなるように、準備しておきましょう。 2⃣GW期間のメリット 私はGWの最初の方は休憩してリフレッシュしつつ、中盤あたりで、4月中のクラスの反省点や課題などを、書き出していました。 その中でも特に重要だと思われること、その課題をクリアす