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【教育関連】学級運営・授業・教師の仕事に役立つ情報などを発信

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学級運営に役立つ記事を掲載しています!
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#教師

【授業力向上】他の教師の授業を見学しよう。

授業で大切なこと授業で大切なことは授業技術と授業のシステムだと思っています。 これらの二つの要素を向上させていくために、本を読むことは理論的な部分では重要だと思いますが、より実践的に授業力の向上につながりやすいのが「授業見学」だと思っています。 私自身、授業の行き詰まりを感じた時は、他の教師の授業を見に行くことが多々ありました。 もちろん、全国的に有名な教師の授業をセミナーや動画などで観るのも有効だと思います。 ただ、そのようなトップレベルの教師の授業というのは、今

私が描く「理想の教師像」

私にとっての理想の教師像は3つあります。 一つ目は「生徒の心をが動くような授業ができる教師」です。 やはり教師としての最も大切な場面は授業だと感じています。 なぜなら、生徒と一時間近く接することのできる時間だからです。 その一時間を預かる責任は大きいと思っています。 この一時間に学ぶべきことをしっかり学んでもらい、 その上で生徒の心を動かせる教師になりたいと思っています。 生徒の心が動くということは様々あります。 例えば、生徒が「楽しむ」「やる気になる」「感動する」

【授業】生徒がボーっとする時があってもいい。

授業に力を入れていると、生徒がボーっとしていることに強烈な不安を覚えたり、強烈に落ち込むことがよくあります。 授業は毎回思い通りにいくわけでもないし、完璧なはずもないものです。 生徒全員が最初から最後まで集中して、思い通りに近い授業は、一年に数えるほどしかないと感じています。 毎回の授業の度にネガティブな感情を抱いていたら、それそれは辛いことだと思います。 人間である生徒が授業中のどこかのタイミングでボーっとすることがあるのが普通だと思います。 だから、そのことを受け

【授業】授業中の雑談や小話は少しだけ準備した方が良いかも。

私が学生だった頃、先生たちのちょっとした雑談が好きでした。 ただし、楽しいと思えるのは授業がわかりやすい先生の雑談です。 そういった大前提の上で、雑談は楽しく聴けたし、そのようなわかりやすい授業をしてくれる先生の話は興味を持って聴くことができました。 現在は自分が教師となり、生徒の前に立って授業を提供する立場となりました。 やはり心掛けることは「わかりやすい授業」「興味深い授業」「楽しい授業」です。 そして、そのような授業でも秩序がある状態になるようにも心掛けてきまし

【授業論】良い授業とは?(授業の導入編)

 教師の本分は「授業」だと思います。 生徒たちと時間を50分も共有できからです。 しかも、教師の裁量に任せられる部分も多いです。(もちろん指導要領にしたがって) この50分をどのように組み立てていくか、そして、授業中にあらゆる授業技術を駆使して、さらに状況に応じて対応していくことが重要です。  教師人生が終わるまでに、「完璧」といえるような授業は難しいのかもしれません。 ただ、より良い授業を目指して、日々、改善していくことが大切だと思います。 また、日々授業としっ

お友達先生にならない。

教師であれば、生徒と仲良くなりたいと思ったこともあると思います。 しかし、そのような仲良し状態で楽しく過ごせるのは、短期間かつ責任が少ない教育実習ぐらいまででしょう。 本当の教師の仕事というのは、そんな容易いものではありません。 基本的には1年間という単位で関係性を見ないといけないのです。 お友達先生をやっていれば、最初の頃は楽しいでしょう。 生徒も話しかけてくるし、先生の人気もあるかもしれません。 しかし、時が経つにつれて、担当するクラスや授業の秩序は乱れていくで

【学級運営】初学級担任での辛い経験

学級担任1年目の夏休み。 私は疲れ切っていました、そして一学期が終わったことに安堵していました。 ただ、2学期からのことを考えるととても憂鬱な気分にもなりました。 そう、教師1年目は学級崩壊へと向かっていたのです。 私は副担任などの経験を経ずに、中学1年生の担任をしていたのです。 それまで、大学時代の教育実習、塾の講師、高校生の非常勤講師の経験に基づいて、自分の教師としての力量を過信していました。 「授業」と「学級運営」はお互いに影響し合うものの、違ったものだということ

生徒を厳しく指導する時に心掛けること【動画付き】

厳しく指導する時に心掛けること、それは「冷静」でいることです。 「冷静」でいられない場合は、教師自身がとんでもない暴挙をしてしまう危険性があります。 また、生徒からも教師の底の浅さを感じられてしまい、表面上ではとりつくろっても、心でなめられてしまうことがあります。 私自身が学生の時には、冷静に、しかし緊張感を持って指導する人の方が良い威厳があるなと感じていましたし、尊敬する部分もありました。 では、教師として「冷静さ」を持って厳しくするためにはどうすれば良いのでしょう

【元教師のオーストラリア留学】留学を終えて。日本って素敵だな。

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【元教師のオーストラリア留学】オーストラリアの公立学校を見学!③

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【元教師のオーストラリア留学】オーストラリアの公立学校を見学!②

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【元教師のオーストラリア留学】オーストラリアの公立学校を見学!①

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【学級経営】やらない方が良いレクがある、、、

私の約10年間の教師経験の中で「やらない方が良かったな」と思うレクがあります。 それは「人を疑う」レクです。 例えば「人狼ゲーム」のようなものです。 「人狼ゲーム」はきっと仲の良い友達同士の内輪でするのは構わないと思います。 しかし、それを学級経営という割とフォーマルな場面で取り組むと良くないなという実感があります。 何を隠そう、私もそれをしてしまった過去の経験があるからです。 私が5年目くらいの時に、何かクラスみんなで頭を使ってできるレクはないかなと考えた時に浮

【教育】勝利至上主義に陥らない

久しぶりに教育について語ります。 今日のテーマは「勝利至上主義にならない」ということです。 「勝利至上主義」は学校現場でも見かけることがあります。 部活動、行事、テストの点数などなど。 勝利を目的として活動するのよく聞くことです。 社会科教師目線で言えば、やはり私たちの経済的な基盤が「資本主義」や「競争原理」に基づいているからともいえます。 ただ、私たちにとって「競争原理」は一つのものさしだったとしても、それは私たちの社会や人生の全てではないはずです。 そのこと