もうさ、正当化はやめよう


何事も多様性の時代を言い訳にして、自分の人生や理想や現実の何から何までもを正当化するのは辞めませんか。
そういうの、本当に気持ち悪いので辞めてほしいです。

デキ婚をおめでた婚と呼ぶ謎の配慮とかね。
子どもが出来たから結婚するのは、人間界において明らかに順番が違うじゃないですか。

結婚の意思もなく、避妊もせずに性行為をし、予期せぬ妊娠をしたことをきっかけに、なし崩しに婚姻関係を結んで結婚することの名称として明らかに正しいのは『出来ちゃった婚』ですよ。

なんの計画性も無ければ、お互いに対する未来を真剣に考え合える関係性であればあり得ないような行為をする人間(猿?)に対して、
色んな形があるもんね♡おめでたいことには変わりないよ♡などという犬も食わないような陳腐な配慮で『おめでた婚』なんて言わなきゃいけない風潮、どうにかなりませんか。

それとね、同棲などもしており、結婚を視野に入れていたので、妊娠は結婚のタイミングを決める一つのきっかけに過ぎない、といったようなことを言う人がいますね。
プロポーズの直後に妊娠が判明したとか言う、謎の言い訳をする人もいますが、その言い訳には何の意味もございません。
順序を踏んで、2人で愛を育み、お互いの家族と信頼関係を結び、そうしてようやく結婚をするといった、人間が辿るルートを歩んでる者からすると、それらしい時間軸を説明して言い訳している人たちも、所詮デキ婚に変わりはありません。
プロポーズ前に避妊せずに性行為をしていたという事実こそが、猿そのものなんです。

まともな男で、本当に愛しているのなら、
結婚式や新婚旅行もしっかり2人で楽しみたいだろうし、何より妻になる人の家族に信頼してもらいたいと強く思うわけです。
それなのに一時の独りよがりな欲で、避妊すらしないという時点で『まともではない男』もしくは、『別に大して愛されてない女』の物語なわけです。

誰だって言われなくても頭では、上で書いたことなど分かってるし、心の奥底では思ってるんだけれども、『多様性の時代』に迎合したいのか、猿が可哀想という同情心からか、
猿どもにも配慮をして、キミは猿じゃないよーソウイウカタチもアリだよねーステキダヨーと言ってるわけです。
そして猿は『本音と建前』という言葉を知らないのでしょう、それらの声を全て真っ向からありがたく受け止めて気持ち良く生きてるみたいですね。

でも、順序を踏んで、2人で愛を育み、お互いの家族と信頼関係を結び、そうしてようやく結婚をするといった、人間が辿るルートを歩んでる者は皆そういう夫婦を『デキ婚』というレッテルで見ています。
例えば、離婚したり、旦那や妻が不倫したり、子どもがグレたりしたときに、『まあ、デキ婚だったもんね…』と。必ずその感想は持たれます。

ただ、それでもしっかりと赤ちゃんを育て、親になっていく夫婦というのは凄いもので、到底猿には見えないし、生まれてくる命はデキ婚夫婦の子供だろうが規範命の夫婦から規則正しく生まれてきた子供だろうが、唯一無二の尊い者には違いはないと思う。

かくいう私はこんなにデキ婚について悪口を書きましたが、実際にはどうでもいいのです。
下半身のだらしないカップルだなー、女は男に愛されてないんだろうなー、くらいのもので、少子化のこの時代に子どもを産むということのみにフォーカスを当てると、なんと素晴らしいことだと思うほどで、
なんの準備もできていない親側のくだらない性事情で、急遽この世に誕生させられた赤ちゃんだとしても、親の背中を見ずにまともな人間になってほしいと願うまでです。

私が本当に嫌いなのは冒頭でも書いた通り、
多様性の時代を言い訳にして、自分の人生や理想や現実の何から何までもを正当化する人間です。

正当化するというところ。
猿のくせに人間に張り合おうとするプライドを感じ、気持ち悪いしみっともないと思います。

自分は猿である、順序を間違えました、理性より本能でしか行動ができません、旦那は私の人生より自分の下半身を優先する男です、私は子どもが出来たときに100%の感情で喜ぶことができなかった人でなしです、と自覚して受け止めて受け入れられてこそ、一歩人間に近づくのではないかと思うのです。
むしろそれらを受け止めて、正当化せずに向き合える人は、物凄く人として強いと思うし、立派だと思う。

仮に私がデキ婚していたら、私はデキ婚を正当化してしまう側の人間だったに違いないから。
私は自分の弱いところが大嫌いなのです。

長々と口汚く書きましたが、結論、
私のような弱くてかっこ悪い人を同族嫌悪しているだけの話かもしれません。

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