![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83893106/rectangle_large_type_2_cb4149333885566f3e6532c9116ebbc1.png?width=800)
【体験談】オリキャラのcvを声優さんにあててもらい、数ヶ月後にcv降板となった話②
長文になるため記事を分けました。①の続きです。
①の数ヶ月後、今度はゲーム制作をしてみようと計画を立てた。
ゲーム制作は全く手をつけたことがなかったが元々作ってみたい願望はあり、初心者でもゲームを簡単に作れるツールで制作を開始した。
ジャンルはノベルゲーム。内容はその作品1本で完結する話で、プレイ時間はおよそ1時間ほどのものであった。
ボイスドラマを作ったときのキャラクターをゲームに登場させたかったため、ボイスドラマを制作したときと同じ声優さん達(Aさん含む)に依頼をした。
Aさんから声が納品されるのを待っている最中の時期に、事は起こった。
Aさんは毎週、『ボイス動画』をアップしていた。
日頃からAさんへ感想やいいね、RTを送っていた自分は、その週のボイス動画にもリプライを送った。
その週の動画は特に自分の好みだったため、1リプ分(およそ140文字)の感想を直リプで送った。
すると、数日経っても返事はなかった。が、見るとどうやら他の人が送った感想へはしっかり返事を返している。
返事を返されていないのは自分だけだった。
「何かマズいことを言ってしまっただろうか?」
普段であれば、他のフォロワーさんに直リプを送って返信がなくても「気づいていないのかな」「もう少し待ってみよう」など考えられるのだが、今回の場合は『オリキャラの声を預けている(やり取り途中の)声優さん』だ。
もし嫌な思いをさせてしまったのであれば、Aさんが依頼人にモヤモヤしたままオリキャラに声をあてるのは気持ちの良いものではないだろう。 自分としても、大切なオリキャラの声が『依頼人にモヤモヤしている声優』というのは嫌だった。
そう考え、私はDMで相手に「何かマズイ発言をしてしまったか?不快な思いをさせてしまったか?」と連絡した。
すると相手からはそんなことはないから大丈夫、アンチョビさんからの感想は嬉しかったと返事がきた。
そのあと、Aさんはツイートでこう呟いていた。
「長文の感想は、じっくり噛み締めて返事をしたいので、返事に時間をいただくことがあります。」
賛否あると思うのだが、それはかなり独りよがりではないかと思ってしまった。
例えば、DMでの返事は後にしてリプは全て返す、というのなら分かる。ただ今回は全員が直リプという立場が公平な場合だ。
Aさんの考えは短文の感想を送った人にも失礼だし、長文の感想を送った人は「他の人には返事してるのに自分には1日以上経っても返事されない」と不安になるのでどうなんだろう、と自分は思ってしまった。
この件以外にも、度々Aさんに対して「これはどうなんだろう?」と思うことはあった。
自分が送ったリプライに対し、支離滅裂とまでは行かないがきちんとした会話になっていない返信が送られてきて、「こちらが送った文章をちゃんと読んでくれたのだろうか?適当に返信していないか?」ということがあったり。
繋がって数ヶ月経ち、自分から見たAさんの人柄の印象は少し悪くなっていた。
Aさんからは、自分の好きなものとそうでないものに対して線引きをしている印象を受けた。
フォロワー数の多い絵師や、神絵師と呼ばれる創作者、人気のゲームを作っている製作者への対応と、
そうでない自分のような創作者やROM専の人への対応は文章の書き方に差があった。
見る人によってはそんなに気にしないのかもしれない。ただ自分は頻繁に、相手によってAさんの対応に差があるように感じ、自分としては劣等感を感じていた。
言葉では「アンチョビさんの作品好きです!」と言ってくれても、その対応の差を都度感じており、あまり良い感情を抱かなくなっていった。
自分の感想への返信がなかったことも、ツイートでは「噛み締めて…」と話していたが、ただ返信を後回しにされただけではないのかと、後回しにしてもいい相手だと思われているのではないか?と感じた。
その後、自分の制作していたゲームが完成し、参加していただいた声優さん達が自分のゲームの宣伝ツイートをしてくれた。
Aさんも宣伝してくれて、その際の自分とのリプのやり取りでこう話していた。
「もうプレイしてくれている人がいて嬉しい限りですね。私も最初だけプレイしたのですが、オリキャラ達の立ち絵や表情が可愛かったです!」
Aさんは早速インストールしてくれたみたいだった。そのときは純粋に嬉しかった。
そのおよそ1ヶ月後。
私はAさんが他に出演しているゲームの宣伝ツイートを探していた。好きな声の声優さんの過去の出演作を見るのは、地上波で活躍する声優さんに対しても同じだった。
そこで、Aさんが自分と知り合う前(半年前)のツイートを見つけた。
過去のゲーム出演作に対して、3ツイートにも及ぶほど長文のプレイ感想を書かれていたのだ。内容を見るにクリア、ルート分岐までびっしり書かれている。
自分のゲームのときはリプライで「最初だけプレイしたのですが、オリキャラ達の立ち絵や表情が可愛かったです!」と送ってきただけだったのに。
自分のゲームはそんなに魅力がないのだろうか……
物語も立ち絵も頑張って作り、BGMなどの素材探しにも時間をかけた。ゲーム制作は初めてのことだらけで何度も壁に当たったがなんとか形にした。「このゲームから自創作に触れた人にも楽しめるようなゲームを」と思い、制作していた。
もちろん、ゲームの制作時間が多いほどウケが良いということはないだろう。絵でもそうだが、落書きがたくさん評価されたり、その逆もある。好みの問題だってある。
自分のゲームが配信開始して1ヶ月以上経っていた。Aさんがゲームをプレイする暇はなかったということはないだろうし、そもそもその期間に他のゲーム配信などを何度かやっていた。
つまり、Aさんは意図的に自分のゲームに対し一言の感想で終わらせたに違いない。
これまでAさんに感じてきたモヤッとする気持ちの積み重ねに加え、今回のゲームの件が決め手となり、私は数日間AさんのTwitterを見ることはなかった。
長くなったので続く
次で完結します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?