見出し画像

たかしの菜園日記 ジャガイモの芽かき

 ジャガイモの芽が出揃ったので、芽かきをしました。多い苗では10本以上芽が出ているので、勿体無いような気もしますが、大きなイモを収穫するために3本程に間引きました。だいぶスッキリして風通しも良くなり、病気予防にも良さそうです。
 病気といえば、過去2回ほど出たことがあります。途中で葉が黄色く枯れてきました。基本的に農薬は使わないのですが、この時は全滅よりは良いかと思い撒き、少しですがなんとか収穫できました。
 またジャガイモの病気といえば、19世紀半ばのアイルランドの大飢饉を思い出します。痩せて寒いアイルランドの土地ではろくなものは育たず、新大陸からの贈り物としてジャガイモが一躍主食に(特にアイルランド人の)なりました。少し採れる小麦は、地主でもあるイギリスへの輸出用です。
 ところが単品種の長年の連作で地力が弱ってきた所へベト病が大流行し、当時800万人の人口のうち、150万人が餓死し、100万人以上がアメリカに渡ったが、途中の船底で力尽きて死んだ人も多かったそうです。J.F.ケネディの祖先もその時に移住しました。
 一方、原産地の南米アンデスの農民は、色々な色の多種類のジャガイモを、色々な標高のところで栽培し、病気のリスクに備えているそうです。長い間の経験からくる知恵でしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?