歌ってる
朝
町内の一斉清掃で 町は洗ったように
ピカピカ。
わあ
道って こんなに広かったんだ
小鳥が 三羽で遊んでる
セグロセキレイだね
なにか 見つけた?
虫さん 見つけた?
わあ
お日様がまぶしいな
道の石ころが すみっこで
笑ってる
石ころも 笑うんだ
こころは ぽかぽか
だって
あのこが 笑みながら
ハミングして
今朝 歩いていったもの
うっそうとした草の群れは刈られ
地面が広くなった
虫たちは 世界が広がって
空が広くて
石ころは クスッと笑った
これだけでいいの
それでいいの
ふーっと息をすると
あのお空に飛んでいけそう
来るかい?って 雲さんが誘ってね
ほんのわずかのよろこび
それでいい
多くはいらない
かなしみの脇で 心配そうにしてたね
大丈夫
大丈夫だよ
また
懐かしい小鳥が来て
一緒にさえずって歩いて
底が見えるようになった用水で
水を飲んだ
ここは わたしたちの場所だね
そうね
安全基地だよ
そうね
ほんの少しでいいの
ほんの少しね
そう
あなたが居ればいい
ああ
お日様がまぶしいよ
風さんが 頬を撫でてくよ
どこにも行かないよ
いつも一緒だよ
そっと吹き過ぎて
ささやいて行く
あったかいね
あったかいよ
ねえ
あのこは 健やかにしてるやろか。
遊ぼ。。
広い宇宙の数あるひとつ
青い地球の広い世界で
小さな恋の思いは届く
小さな島のあなたのもとへ
あなたと出会い時は流れる
思いを込めた手紙も増える
いつしか二人 互いに響く
時に激しく 時に切なく
響くは遠く遥かかなたへ
やさしい歌は世界を変える
ほら あなたにとって
大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌
ほら...ほら...ほら...響け恋の歌
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