見出し画像

朝を食む

Langage café リベンジ
前回の大惨事から1週間が経ち、今週のlanguage cafe はリベンジする気持ちで臨んだ。もちろん、言語はフランス語。今回は無事、初心者用のグループに入ることができた。今回のテーマは「音楽」だったため、みんなで自己紹介をした後、音楽に関係する言葉をネイティブが言って、その意味を当てるというゲームをやった。なんのヒントも無くてもある程度意味が予測できるのは、英語と綴りが似ているものが多く、音だけでも十分推測できるから。その後、みんなのお気に入りの曲を紹介し合ったりして、先週と比べて非常に和やかな気分で楽しむことができた。来週も参加したい。

秋っぽくなってきた

理性 vs 感性
周りの日本人は自分より年上の人が多く、皆んな就活に関する話で盛り上がっている。その話を側で聞ける自分は幸せだと思う。日本にいたらここまでリアルに就活の大変さを知ることはできないだろう。人の話を聞くことで、自分がどのような思想を持っているのか知ることができる。一人、院生の人で、自分と全く正反対の思想を持っている人がいた。この「正反対」という表現には、人の思考がリアリズムとリベラリズムの二項対立で構成されているということを前提としている。リアリズム的な思想では、物事を理性的、または数的に捉えて、そうした科学的根拠をもとに思考を行う。経済学的と言ってもいいかもしれない。リベラル的な思想では、科学的根拠よりも理念や意思といった感性的な面を重要視する。今回の場合、院生は前者、自分は後者に属する。院生の人は、物事をカテゴリー化し、理性的に理解していて、行動には明確な根拠が存在する。例えば、人々の幸福の度合いは数値化できる、または、されるべきだと考える。一方で、自分は経済学の考え方が大嫌いである。何でもかんでもデータ化し、数的に捉えようとするのはつまらない。何か行動したり、好きになったりすることに、理性的な側面をある程度認めつつも、それ以上に感覚的な部分を大事にしたいと感じる。幸福の度合いを測るということ自体は否定しないが、数値化したところで数字以上の意味は無く。幸福の本質を捉えたことにはならないと思う。

こうした自分の理念はどのようにして構成されたのか。感覚的な部分を大事にするという思想は、小さい頃から虚構や非現実感に魅了されてきたからかもしれない。例えば、ディズニーランドに行く前日のワクワク感や当日の喜び、帰り道の余韻といった感情は、理性では語れないものだったかもしれない。また高校の頃から湧いてきた「言葉」に対する興味は、曖昧で形のない人間の思想が「言葉」というカタチに生まれ変わる瞬間への興味かもしれない。

朝は人が全然いない

ロイヤルパビリオン
ブライトンのランドマークは、この前行ったピア(波止場)と今回訪れたロイヤルパビリオンの2つ。大学ユニオン主催のイベントで訪れたが、中に入ってからは自由行動だったため、ほとんど個人的に訪れた気分だった。写真を見てわかる通り、外観はインド風に建てられており、街の中でも一際エキゾチックな雰囲気を醸し出しているのをいつもバスの中から見ていた。しかし、中に入ってみると雰囲気は一変して、中国風のインテリアやデザインが散りばめられている。当時、ヨーロッパで流行した中国風の美術様式をシノワズリーと言うらしい。あくまでも、中国風であって、ヨーロッパ的な建築に中国の要素が練り込まれている感じ。まさに、和洋折衷だった。一見したところ明らかに竹製にみえる手すりも触ってみると鉄製だったりして、やってることがテーマパークのそれと同じだ。自分が一番気に入ったのは、晩餐会などのための給仕が行われていたキッチン。他の部屋よりも現実味があるというか、人が慌ただしく作業している様子が想像できる場所だった。キッチンの風景が描かれたタペストリーを買った。

インド風の外観
竹製っぽいけど鉄製の手すり
晩餐会

ラーメン
パビリオンの後は、GOEMON という店にラーメンを食べに行った。こっちにくる前は、週に1回くらいはラーメンを食べていた気がするけど、こっちに来てからは食べてなかった。おそらく、1ヶ月ぶりくらいのラーメンだった。お店に入った時に、店員に「何名様ですか?」と言われたのが久しぶりで嬉しかった。日本人しか来ない店というわけではなく、自分たちが日本人っぽかったからそう判断したのだろう。実際、お客さんの9割くらいは現地の人っぽかった。ラーメン以外にも餃子や牛タンなど種類が結構あって、自分は一番人気の豚骨ラーメンと唐揚げ丼を頼んだ。勝手な想像で、外国人は豚骨の匂いとか苦手で、イギリス用にアレンジされたものが出てくると思っていたから驚いた。スープは濃厚で、豚骨の味もしっかりとして、明らかに豚骨ラーメンだった。平日なのにお店は満席で、外に列ができるくらい繁盛しているのを見ると、イギリス人は案外こういうのもいける口なのか。みんな頑張ってお箸で食べているのも微笑ましかった。ちなみに、ラーメンと唐揚げ丼で合計3200円くらいだった。

東京とんこつラーメンと唐揚げ丼

朝起きは三文の徳
こっちの人は朝起きるのがめちゃめちゃ遅い。だから8時くらいに起きても静かすぎて、物凄く早起きした気分になる。今週は、2回、午前中からブライトンの方まで出た。一回は、ブライトンマリーナというバスの終点まで行った。laughing dog というカフェで、トマト、モッツァレラ、バジルが乗ったトーストとカプチーノを頼んだ。朝のビーチでドーナツでも食べようということで、9時ごろに友達と集合して、ブライトンの方に向かった。クリスピードーナツのお店に何故か長い列ができていて、よく見るとfree donutsと書かれていた。お店がドーナツを無料で配っているらしい。友達と2人で12個ずつ、計24個のドーナツを貰った。当然、2人で全て食べられるわけもなく、残った分は、大学の友達何人かにあげた。

カプレーゼトーストみたいなやつ
ドーナツ24個

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?