見出し画像

紅茶とジン

Language café (言語カフェ)
Langage café という、気になった言語をそのネイティブから学べるというイベントに参加した。もちろん教える側も大学生だから、文法とかそういうのを学ぶのではなくて、会話を楽しんだり、他の言語学習者と交流するのが主な目的。選べる言語は、英語、フランス語、スペイン語、トルコ語、中国語、日本語などで、さらに言語ごとに初心者、中級、上級と別れている。自分は少しだけフランス語を独学していたし、来月はパリに行く予定だから丁度良いと思ってフランス語を選択した。独学したと言ってもほとんど使い物にならないレベルだから初心者向けに参加しようとしたら、初心者のグループは既にいっぱいで、仕方なく上級者向けのグループに参加する羽目になった。(仏語中級者向けはたぶん無かった) 司会役のネイティブに、「まじで何も話せない」と伝えたら、「大丈夫だよ」と言われたからそのままグループに参加することにした。まずフランス語で自己紹介をした。これはまだセーフ。その次は、ネイティブがした質問に一人ずつ答えていく。もちろん質問もフランス語だし、回答もフランス語。ここでもう無理。質問がわからないと伝えたら、もう一度フランス語で教えてくれる。何も頭に入ってこない。周りの人はスラスラと回答している。自分の番がくるまでに、自分の頭に入っている使えそうな単語を思い出して、辛うじで覚えている文章と組み合わせる。最初はギリギリ答えられたが、一周するごとに質問の難易度が増す。頭がオーバーヒートしそうだった。大学の授業でイギリス人のクラスメートと大英帝国の植民地政策に関するディベートをしている時の3倍くらいは辛い。このイベントだけで自分の仏語レベルが10くらい上がった気がした。それと同時に、英語に対する安心感が増した。まだ全然流暢ではないけど、相手の言っていることはほぼ理解できるし、自分の言いたいこともそれなりに伝えられる。実際、このイベントの後、イギリス人と韓国人と一緒に飲みに行った時は、普通に話せたし楽しかった。

French Advanced

ピザ
Very Italian Pizza (めっちゃイタリアンなピザ)というレストランに行った。入口の装飾も店内の照明も暖色で、お店の見た目からして美味しそうだった。実際、めっちゃ美味しかった。自分はカルボナーラピザを頼んだ。その名の通り、ベーコンと卵がベースのピザ。どう考えても不味い筈がない。驚いたのは、周りの人達がナイフとフォークでピザを食べていたこと。三角に切って食べるとかでもなくて、端の方から少しずつ切って食べていく。これが英国流のピザの食べ方か。自分もそれに倣って少し食べてみたが、ちまちま食べるものでもないだろうと感じて、普通にナイフ切って手で食べた。値段はピザ1枚1500円ほどで、これだけで十分お腹いっぱいになることを考えると、それほど高くない。こんどはパスタを食べにこよう。

カルボナーラピザ

紅茶
毎朝の紅茶は、ヨークシャーティーを飲んでいる。留学に来て初めてスーパーに行った時に、パッケージがなんとなく気に入って買った。一箱80パックも入っているから苦手な味だったらどうしようと思ったが、割とはっきりとした味で自分好みだった。ただ味が出るのが早いから、お湯を入れたのを忘れてるととんでもなく濃い紅茶ができる。それに、最近スーパーでヨークシャーティーゴールドなるものを見つけて、今持っているやつを飲み切る予定もないのに買った。味は確かにゴールドの方が美味しい。苦味が抑えられて、味全体が整えられているように感じる。ロンドンに行ったときに、また他の紅茶を買おうと思う。

ヨークシャーティー2種

図書館を散策
初めて大学の図書館に行ってみた。特に目的があったわけではなくて、最近やっと学生証をゲットして図書館へ入ることができるようになったから、散歩ついでに立ち寄った。当たり前かもしれないけど、置いてある本が全て英語ということに少し驚いた。どう考えてもみても、英語の本しかなくて当たり前なのだが、今までこんなに英語の本のみが並んでいる光景を見たことがなかったから少し感心した。図書館の広さで言えば、残念ながら自分の大学の勝ちだろう。適当に物色していると、Mark Twain という字が目に止まって、本を手に取ってみた。(『トムソーヤの冒険』で有名な彼のペンネーム、マークトウェインは、蒸気船の測深手が使う合言葉から取っている。) 内容は特に覚えていないが、貸出表を見るとこの本が最初に貸し出されたのは1969年らしい。半世紀も前、ここの大学の学生が読んでいた本を、日本からきた留学生が今手に取ってるこの状況は何となく感慨深かった。ふと目の前の棚全体を見渡してみると、棚の上から下まで全てマークトウェインに関する本で埋め尽くされていた。ちょっと面白かった。その後も何となく歩き回って、日本の歴史に関する本をいくつか見てみたりした。

棚一面のマークトウェイン

ジン
自分はあまりビールが飲めない。まだ飲めないのか、そもそも口に合わないのかわからないけど、パブに行ってビールを頼むことはない。一度パブで試飲で出してもらったビールはフルーティーな感じで美味しかった。ただ、こっちに来てよく飲むようになったのは圧倒的にジン。基本的にジントニックで飲んでいるが、ドライなベースの味にほんのりフルーツの味が広がるのが気に入った。気になって少し調べてみると、ここ最近イギリスではジンのブームが来ているらしくて、クラフトジンとかも出回っているらしい。自分がよく飲むのはブライトンジンというやつで、その名の通り大学の地元、ブライトンの街で造られたジン。これにトニックウォーターとレモンを合わせて飲むのにハマってる。他のやつも試してみたいけど、何となく毎回これを頼んでしまう。最近は自分用にワイングラスも買ったことだし、スーパーでこのジンを見かけたら買ってみようか。

気に入ってるパブ (The Dorset Bar)

次の週末はロンドン、そしてその次の週末はいよいよパリ。今週中にはレポートを終わらせる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?