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パラッパラッパーに恋して

たしか、はじめてこのゲームに出会ったのは、ものこごろつかない小さな頃、
6つ上の兄が初代プレイステーションで遊んでいたパラッパラッパーのプレイ画面を見ていた時だった。

私は兄のするゲームを一緒に観るのがとても楽しいひとときだったと今でも思う。

ブラウン管テレビの中で、ゲーム中のヒップホップの音楽が流れてきてスクロールしてくる画面に合わせてボタンを押すだけのリズムゲームなのだが、ぺらぺらの可愛いキャラクターたちが英語を話しながら歌を歌っているのが当時の私には世の中にはこんなゲームがあるんだ……!と、衝撃を覚えた。

あとジングルのパラッパラッパー♫という歌声がけだるい余韻を残しかつセクシーだったのが印象深かった。

私の中でリズムゲームといえば、5才の頃習っていたピアノの演奏ぐらいだったものだから、オシャレなヒップホップというモノに出会ったのはこの頃だったと思う。

それから約20年後大人の力を使って、当時好きだったケツメイシやRIP SLYMEやスチャダラパーといった平成邦楽ヒップホップを聴いていることが多くなった。

レゲエのようなゆっくりした音楽に日本語の歌詞が混ざり合う曲の数々、夏に聞くと暑ささえも心地よくなるのだから不思議だ。

そういや平成ってダボっとしたストリートやビーボーイファッションが当時流行っていたなぁとか思いつつ、兄貴のsamuraiというストリート系ファッション雑誌を中学生の頃こっそり読んでたのを思い出した。

兄貴は邦楽はレゲエ派だが、私はヒップホップ派だ(余談ですが、宇多田ヒカルや和田アキ子ぐらいしか知らんけどR&Bも好きです。)

アニメ版パラッパラッパーOPノーナリーブスのlove togetherもかわいいアニメーションとマッチしていてとても平成エモい作品だ。

主人公パラッパ役は上野自由さんが演じている。ハク様だったりパラッパだったり、トッティだったりなんというかおんなじ声とは思えないな。

私はバブルの弾けた平成という名の子ども時代が妙に恋しくなることが多いと思った。インターネットという言葉が世界中で徐々に認知されるようになったのはこの頃ではなかったのかと私は思う。

スロウなヒップホップを聞くとなぜか平成ノスタルジーな薫りに浸りながら今日も私は好きな音楽を聞こうと思う。

最近のマイブームはケツメイシの海とスチャダラパーのサマージャム'95
邦楽ヒップホップでゆっくりしたい時にこの曲がいいよーって曲があればコメント欄にて教えてください。

最後まで読んでくれてありがとうございました。ではまた次回!

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