【詩】中毒蜘蛛
自ら吐いた毒や糸にいちいち驚いている
そんな有様を頬杖をついて冷ややかな表情で眺めていた
巣もろくに張れないようだ
自ら絡まっている
怖さも滑稽だという気持ちもない
ただただ哀れだなと思う
時々作り手の意図が理解できないことがある
なぜこんなことになってしまうのか
嬉々として飛びついている"それ"は獲物ではない
ただの誇りだ
私は特に何の含みもない笑みを浮かべ
そっと絡まった綾を解いて
その部屋を出ることにした
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自ら吐いた毒や糸にいちいち驚いている
そんな有様を頬杖をついて冷ややかな表情で眺めていた
巣もろくに張れないようだ
自ら絡まっている
怖さも滑稽だという気持ちもない
ただただ哀れだなと思う
時々作り手の意図が理解できないことがある
なぜこんなことになってしまうのか
嬉々として飛びついている"それ"は獲物ではない
ただの誇りだ
私は特に何の含みもない笑みを浮かべ
そっと絡まった綾を解いて
その部屋を出ることにした
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