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世界一タイプの女・三重あい

 2024年6月23日(日)―これは、私が漫画『好きな子がめがねを忘れた』の最終巻を読み終えた日だ。

 *本記事には『好きな子がめがねを忘れた』のネタバレが含まれているため、注意していただきたい。


1. 作品との出会い

 きっかけは、アニメを視聴したことだ。本作品は、2023年に夏アニメとして放送された。私は毎期、5~6作品のアニメを並行して視聴する。ただ、この時期はそこまで見たいアニメが多くなかったのだ(確か、3~4作品だった)。これではもったいないと思い、夏アニメ一覧を見たところ、本作品を見つけた。赤縁の眼鏡を外し、こちらを見つめるヒロイン・三重さん。彼女の眼鏡には、美恵さんを見つめる主人公・小村くんの姿が映っている。この、キービジュアルの美麗さに、一目惚れしたのである。

 そして、視聴。キービジュアルと遜色ない程の、作画の美しさ。アニメーションの制作会社は、Gohands様。3DCGを駆使した美麗な作画とカメラワークが特徴で、他にも『デキる猫は今日も憂鬱』などの作品を手掛けている。

 因みに、既にアニメは3週くらいしている。アニメ見て、原作見て、の繰り返しである。涙ながらに想いを伝えあう二人を見た時は、思わず私の涙腺も崩壊した。最初のころはあんなにぎこちない二人だったのに、今は二人でいるのが当たり前で、キスもして……、って親戚の叔父さんみたいに、感慨にふけってしまう。 
 いい意味で現実が見えていないというか、まさに中学生の純粋な恋愛を垣間見ることが出来た。

2. 三重さんがタイプ過ぎる

 さてさて、ここから本題、本記事のタイトルの話をしよう。私であであ、ヒロインである三重さんがタイプ過ぎて仕方ないのである。正直、今まで見てきたアニメのどのヒロインよりもタイプである。以下より、それぞれ三重さんの好きなところを綴っていく。因みに、きもいと思ったので態々小見出しはつけていない。

 まずは外見
 主人公・小村くんは三重さんの美しい瞳に見つめられたい願望を持っているが、大共感である。
 あとは、サラサラでフワフワの髪。三重さんがクラスメイトに髪形を変えてもらった話は、その可愛らしさから特に印象的だ。
 あと、純粋に顔面が強い。眼鏡を忘れた時は、見えない故に顔がとても険しくなるが、それでもふと見せる優しい笑顔がギャップ萌えで、私も眼鏡を忘れそうになる(どこかに同じ赤い縁の目売ってないかな……)

 次に、大事な性格だ。
 あまり物怖じしない性格なのか、人との距離感がとても近い。作品内でも、小村くんにグンと顔を近づけたり、物凄い勢いで机をくっつけたりしていた。心底、小村くんに三重さんの隣を代わって欲しい。
 また、三重さんはとても健気で優しい性格である。これは、三重さんが小村くんを意識しだした頃の話だが、小村くんと一緒に帰るために奮闘したり、小村くんが他の人と話していると嫉妬したり……etc健気に小村くんのことが好きなのが伝わってきて、本当に可愛らしい。また、詳細は省くが、小村くんを思って涙してしまうシーンは、意外であるのと同時にこちらも少し心が痛くなった(可愛い子の泣き顔はやっぱり最高なんだよな)
 努力家で頑張り屋なのも、三重さんの良いところである。本作品は、めがねを忘れてしまった三重さんを小村くんが助けてあげる、というのが本筋のテーマである。そんな小村くんのヘルプを受けて「小村くんが助けてくれるからいいや~」と思ったりしないのが三重さん。彼女自身、眼鏡を忘れないように、日々様々な策を講じている。原作後半では、小村くんと協力していどうにかめがねを忘れないように努力もしている。また、小村くんに助けてもらってばかりで悪いと、涙を流すことさえある。
 こんなに健気で良い子で、小村くん大好きな女の子を、誰が嫌いになれようか?私の中学生時代にも、隣に眼鏡を忘れる可愛い女の子がいて欲しかったものである(隣は男子率が多かった……)

3. 恋愛アニメはありふれている

 昨今、恋愛系のアニメは五万とある。異世界系のアニメが五万とあるのと同じくらいに。
 今となっては勝手な偏見だったが、恋愛アニメというものは、関係性は進展せず、主人公とヒロインのドキドキな日常をダラダラ見るだけのアニメ、だと思っていた。だが、本作品はそうではなかった。否、どの恋愛アニメもそうではないことに、本作品で気づかされたのだ。よく考えれば、そりゃそうだって話だが。ただダラダラ垂れ流すようなものじゃ、物語として機能しない。
 それ以来、少しずつ恋愛アニメに触れるようになった。中でも『僕の心のヤバイやつ』はお気に入りで、原作も読んでいる。
 
 また、自分でも恋愛作品を書くようになった。それが、ポートフォリオにもある『好きな子のとなりに座るだけのはなし』である。言わずもがな、キャラ設定は『好きな子がめがねを忘れた』をとても参考にしている。というかあまりにも一緒過ぎるので、いつか書き直したい(パクリって言われても否定できなさそうだからヒヤヒヤ)

 という訳で、三重さんの好きなところを思う存分語らせてもらった。
 え、結論?そんなものはこの記事にはないっ!本記事のタイトルを見ればわかるだろう、自己満だ、自己満っ!
 てな感じで、これからも好きなアニメの感想などを語っていきたいと思うので、見かけたらぜひ読んでください。

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