見出し画像

私の美学〜私は私〜



【個性】
1.他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。
2.個体に特有の性質。


私は個性的だと言われる事がよくある。
特にファッションだと思われるが、独自の感性があるらしい。
自分ではよくわからないのだが、確かに変わった部類の服装が好きだったりする。
60'sであったり、昭和レトロな70'sや、流行りの服も。時と場合によって、着分けている。

それは、生まれ持ってのものなのか、親からの影響なのか…よくわからないが、要は服が好きでオシャレが好きなのだ。

半期に一度、盆と正月用に洋服を買ってもらえて、親戚が集まる場所へ、電車で母の実家へ行く時の洋服だった。
繁華街のデパートやファッションビルで買ってもらった洋服を帰ってから家で着てファッションショーするのが恒例だった。
ミラノコレクションばりにランウェイを歩く感じで(笑)
今思えば、小学生がミラノコレクションを知ってたってこと自体普通じゃなかったな。

その頃から、自分が選んだ服には自信があった。そして、流行をキャッチするのが早かった。


内弁慶で外ではおとなしく、仲のいい友達の影に隠れていつも一緒に居るような、自信がなくて人と同じじゃないと安心できないような子だったけど、服装だけは独自だった。

授業中も人と違った考えがあって、でもそれが合ってるのかどうかわからず、当てられても
「○○さんと同じで〜」と同じ意見を言う事しかできなかった。
特に道徳の授業で、それをよく感じてた気がします。
たまに人と違う視点からの意見を言うと、必ずと言っていいほど、先生が離れた場所に私が言ったことを書いてたのを思い出しました。


人と違う事は恥ずかしいと思いながら、ファッションだけは人と違うのがよくて。
独自の組み合わせも、おかしいと言わせないオーラ?(笑)
高校も服飾科に入り、それを生かしたかったのだが、絵が下手、表現が下手、思った事が言えない性格が手伝って、何も生かせなかった。
憧れのモード学園とか行ってみたかったけど、恥ずかしくて言えなかった。
デザイナーとかスタイリストとか、カタカナの職業は、私達の時代には夢でしかなかったから。

損な性格が邪魔をして、無難に生きてきた気がする。
多種多様が認められ、自由にモノが言える現代、人と違う事は当たり前で、それでいいんだよという世の中になって思う。

私は私でいいのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?