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#音楽
08,ロンギエビエンの猫
シリーズもの8曲目です。 力強くもしっとりとした曲です。基本ゲーム風のつもりなので力強さは忘れない(偏見)。この曲は盛り上がり具合がお気に入りだったりします。1分50秒ぐらいからふわっと盛り上がる感じがなんとも…イメージ通り。 以下この曲の物語。 「"ここに眠る人たちは、きっと皆優しい人ばかりだったんですよ" 花束を背負った猫がそう言いって泉前の石碑に向かって座った。石碑を撫で一息つくと、背の花束から一輪抜き取り花弁をちぎって水面に浮かべていく。 "多くの猫たちは定期的にここに来て私のように花びらを泉に捧げるんです。忘れないように、寂しくないように。" "声が聞こえたら、ぜひ答えてあげてください。きっと喜んでくれますよ。" そう言って、その猫は去っていった。」
01,猫と月の夢の国
シリーズもの1曲目です。 猫が主役の曲群、1曲目となります。 スローテンポの優しい曲かと思って聞いていると急に激しく打ち付けられる、そんな曲です。夢の中のようなふわふわした雰囲気を感じてくれると嬉しいです。 以下この曲の物語。 「"森を抜け、草原を渡り、山を越え…その先に見えてくる低い塀に囲まれた国。 ところどころが欠けて塀として機能していない箇所もあるが、この国にはそんなものは不要なのだろう。 この国には猫しかいない。猫の為の猫の国。たとえ攻め入る何かがいても、どうするかは各猫次第。" 噂を聞き、どんな荒れ果てた国なのかと身構えていたが想像よりはるかに綺麗な国だった。 確かに塀は欠けているし、門には門番すらいない。 だが、道は整備され立ち並ぶ家々は手入れが行き届いている事が見てわかる。 よく見ると各家の壁には空に浮かぶ月を模したであろう模様が描かれていた。 街を行きかう猫たちの首元にも同じ月の模様が描かれたスカーフが巻かれている。 目があった猫に挨拶をすると笑顔で会釈を返してくれた。 ここは猫の国。縛られるものも縛るものもいない国。 沈まない月の下、猫たちがかつての友に思いを馳せる国。」