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海外移住を決断した理由

家族での時間を増やすため

私は日本以外の国で暮らしたことがないため比較することはできないのですが、外国人の夫曰く日本は残業が多くて休みが少ないとのこと。
ヨーロッパの多くの国では、定時で帰宅し家族で一緒に夕飯を取るのが当たり前で、夏休みも1か月程度は取得できるそうです。
確かに、私の経験上日本企業で働いていると残業は当たり前、夏休みはせいぜい1週間程度、その1週間でさえ取るのがなかなか大変でした。

私たちは移住先の国の企業で働くつもりではなかったので、住む場所が変わったからといって働き方が急に変わる訳ではないものの、「仕事中心ではなく、人生をいかに楽しむかを考えている人が多くて雰囲気がゆったりしている」という夫の言葉に、試しに一度ヨーロッパに住んでみるのもいいなと考えるようになっていきました。

とはいえ、私も夫も、日本の治安の良さ、サービスの高さ等々、日本の良い面もたくさん理解をしていて日本が好きでした。それでも、子供が生まれ家族で過ごす時間の大切さを実感していく中で、本格的に海外移住を考えることとなりました。

子供の教育のため

私たちは子供に早くから英語を習得させたかったので、インターナショナルスクールなども検討していました。ただ、日本のインターナショナルスクールは、費用が高く私たちには少し手が届きませんでした。
一方で、ヨーロッパ(私たちが検討したのはスペイン、ポルトガル、オランダ)のインターナショナルスクールは何とか手の届く費用でした。
英語圏の国に移住すればインターナショナルスクールに行く必要もないのですが、英語圏の国のビザ取得は私たちには要件が厳しく諦めざるを得ませんでした。また、インターナショナルスクールは、現地の子たちはもちろん、様々な国の子たちが集まっているので、グローバルな視点を養えるということも魅力でした。

自分たちのため

日本でしか暮らしたことのない私は、一度海外に住んでみたいという気持ちも多少ありました。海外に出てみることで、改めて日本の良さを確認できたり、逆に海外の良さを知れたりと自分の視野が広がるのではとの期待がありました。
夫の国に住むという選択肢もありましたが、北国出身の夫は温暖な気候への憧れが強く、スペインやポルトガルへの移住を希望。
そして2022年から本格的にスペインとポルトガルのビザ取得に向けて動き出しました。最初は、より物価が安そうで英語も比較的通じやすいと聞いたポルトガルのビザ取得に向けて準備を始めましたが、紆余曲折あってこちらは断念。夏頃からスペインビザに切り替えて準備を再度一から始め、今年の秋に無事ビザを取得しました。

実際に移住をしてみてどんな心境変化が起きるのか、備忘録も兼ねてまたこちらに綴っていければと思っています。

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