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産業分野におすすめの書籍11選!【セラピスト向け】

今回は、産業分野に関心があるセラピストがチェックしておきたい、産業保健・健康経営のおすすめの書籍をご紹介します。

産業分野のみならず、予防分野や公衆衛生領域にも活用できる良書ばかりです。是非、チェックしてみてください。


産業保健・健康経営の総論

職場の健康がみえる 産業保健の基礎と健康経営

医療情報科学研究所 (編集)

産業保健、健康経営に関わるときは「まずこの本から!」と言える一冊です!労働衛生の3管理や安全衛生管理体制といった基本的事項から健康経営、メンタルヘルスケア、過重労働対策、両立支援までを網羅されています。産業医、産業保健師、人事労務担当者、衛生管理者、経営者、管理監督者など関わるさまざまな職種の理解にもつながります。「産業医とはどういう職種か」「安全配慮義務とは何か」「法定労働時間の定義は」など基礎から丁寧に解説されており、初学者にも最適です。


産業保健ハンドブック 改訂21版

森 晃爾 (編集)

すべての産業保健関係者が常に手元に置きたいハンドブックです。産業医科大学の森晃爾教授が執筆されたコラムが大変興味深く、「産業保健の視点で読み解く第14次労働災害防止計画」、「産業衛生専門医制度と産業保健看護専門家制度」、「建設アスベスト訴訟と個人事業者の安全衛生管理の議論」、「人的資本情報開示と労働安全衛生」など必見です。


健康経営を科学する!―実践を成果につなげるためのエビデンス

森晃爾, 永田智久, 小田上公法 (著, 編集)

「健康経営」を、なぜ実施すべきなのか、どのように実施すべきなのか、経営への有効性についてエビデンスに基づき解説されています。研究成果に基づきロジカルに解説されているため、セラピストの方にとっては読み応え抜群だと思います。巻末のベンチマークデータ集も大変勉強になります。


重要概念の理解

新版 ワーク・エンゲイジメント

島津 明人 (著)

ワーク・エンゲージメントは「令和元年版 労働経済の分析」で取り上げられるなど、「働き方」を考えるうえで欠かせない概念です。健康経営施策のアウトカムに据える企業も多く、この書籍でしっかり押さえておきたい概念です。


ヘルスリテラシー :健康教育の新しいキーワード

福田 洋 (編集), 江口 泰正 (編集), 中山 和弘 (著)

ヘルスリテラシーも産業保健、健康経営においては欠かせない概念です。健康教育などを通して、ヘルスリテラシーの向上を図る取り組みが多く実践されています。こちらも合わせて学んでおきたい一冊となっています。


産業医・看護職などから学ぶ

ガチ産業医presents 産業医のピットフォール

五十嵐 侑 (著)

産業医が、産業医に向けて書いた書籍であり、産業医の仕事を理解することにもつながる一冊です。産業保健での失敗や、そのパターン分析が書かれており、そして丁寧な情報源に紐付けられて解説されており、とても学びの深い良書です。


産業看護学 第2版 2023年版

河野啓子 (著)

産業医の次は、保健師・看護師についても学びたいところです。「産業看護職」と呼ばれる産業保健分野の中核を担う職種の一つです。産業看護の歴史、産業看護職の役割、主な業務、活動の実際など、産業看護に関する内容が網羅されています。他職種にとっても学びが大きい一冊です。


心理職のための産業保健入門

小山 文彦 (著)

メンタルヘルス対策は、現代の産業保健の最重要課題の一つです。そのため、心理職の活躍が欠かせない領域となっています。そんな心理職のためのこの一冊は、メンタルヘルスを学ぶすべての職種にとっての良書となっています。


行動変容のための実践良書

実践 行動変容のためのヘルスコミュニケーションー人を動かす10原則

奥原剛 (著)

「何を、どう伝えれば、行動を変えてもらえるのだろう」そんなお悩みを解決する健康情報の伝え方を楽しく学べる一冊です。コミュニケーションが最大の武器になるからこそ、しっかり学んでいきたい内容です。また、IT化が進む領域でもあり、対面だけでなくウェブやオンラインでも専門職の活躍の幅が広がっています。そんなオンラインにも活かすことができる一冊です。


ナッジ×ヘルスリテラシー—ヘルスプロモーションの新たな潮流

村山洋史, 江口泰正, 福田洋 (著, 編集)

行動変容アプローチに欠かせない、今注目の「ナッジ」を分かりやすく説明されている書籍です。ナッジとヘルスリテラシー、この2つが掛け合わされることで、高い健康増進効果が期待されます。この書籍は実務に活かせる内容になっておりオススメです。


傾聴のコツ―話を「否定せず、遮らず、拒まず」

金田 諦應 (著)

バックテック・ポケットセラピストにおいても、必読の一冊と位置付けている良書です。セラピストとして適切なサポートを行うために欠かせない「傾聴」をわかりやすく学ぶことができます。オンラインサポートという領域では、傾聴の良し悪しが結果を大きく変えます。セラピストの皆さんに是非読んでいただきたい一冊です。


いかがでしたか?どれも学びが深く、素晴らしい書籍だと思います。関心を持った一冊を手に取ってみて、産業分野をより好きになっていただければ幸いです。

バックテックはこれからも、現場での実践を通して得た学びを、さまざまな形で発信を続けていきます。産業分野を一緒に盛り上げていきましょう!


ポケットセラピストにご興味を持たれた方へ

ポケットセラピストでの活動を知りたい方におすすめの記事
https://note.com/joyous_daphne808/n/na7e81e8daa28
「オンラインでセラピストが活躍できる実感」

「産業リハを学ぶ、活かす。」

【学ぶ】
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【活かす】
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