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最近の我が子たちのブームあれこれ。


子どもにも、ちゃんとブームが来る。

それは、食べ物だったり、遊びだったり、服だったり、色だったりする。

子どもの一丁前な訴えを聞くたびに、「ああ、君も人間なんだね」とおもう。
つくづく、親であるわたしが一方的に、「これ着ろ」「それ食べろ」と決めつけてはならんなぁ、と反省する。



4歳6ヶ月の長男のハマっている遊びがある。

ひとつは、「オセロ」。
もうひとつは、「私は誰でしょうゲーム」だ。


オセロは、私の実家から持ってきたお下がり。
はじめはルールが理解できず、すぐうついていたが、だんだん飲み込めはじめた。

このくらいの子どもは、「ななめ」を捉えるのが難しいようだ。
「◯×ゲーム」をしたときもそうだったが、「ななめ」に並んでいるのを目で追えない。
だから、オセロでも「ななめ」に並んでいるところの色を変えたり、そこを取るために置いたりするのができなかった。

それがようやく掴めてきたので、前より自分で考えて、コマを置いている。
ハンデをつけて、わたしがヒントをあげて、ようやく勝てるくらいの実力だが、手を抜かれたことへの悔しさはまだない。
なんなら、ヨイショされていることに、気がついていないかもしれない。
純度が高いなあ、と尊敬する。

これから、負けても挫けない心を身につけさせなければ。


「オセロ」では、コマと盤を使って「はさみ将棋」も楽しんでいる。
両者が手元に一列並べたコマを、縦横に動かして、相手のコマを挟んで取るゲームだ。
シンプルでおもしろい。

ふつうに対戦すると圧勝してしまうので、わたしは一列、長男は二列並べて、ハンデを設ける。

すると、長男のコマが2倍になるので、わたしもさすがにボロが出て、案外本気でやっても負けてしまう。
それが、長男にもウケている。

「長男ちゃん、強いからさぁ〜」

いやいや、ハンデのこと忘れてない?
とツッコミながら、楽しい時間を味わっている。





もうひとつのブーム「私は誰でしょうゲーム」も、盛り上がる。

長男がカードに書いた「何か」を、わたしが当てるゲームだ。
わたしはカードをおでこにくっつけて、お題が見えない。
その正体を探るため、あれこれ質問をするのだ。

「それは、家にありますか?」
「それは、大きいものですか?」

お題に対するわたしの質問具合が、トンチンカンなほど、おもしろいらしい。

「救急車」と書いてあるのに、わたしが「それは食べ物ですか?」と大真面目に聞くと、「ちがうよぉ〜もおー」と笑う。
嘲笑ってないか?という顔で。

ただし、お題を当てる側はやろうとしないので、何十回やっても、わたしは間抜けな質問をする側のままである。




さて、今度は1歳9ヶ月の次男だ。
彼のブームは、「数字」である。

とにかく、1から10までの数字を言う。
どこへ行っても目ざとく見つけ、「い〜ち、にぃ〜‥」と読み上げる。

世の中には、数字がこんなに溢れているとは。
カレンダー、レジ、看板、ナンバープレート、時計、テレビ、座席、どこに行っても困らない。

外で数字を読み上げれば、みんな「まあ、すごいねえ、賢いねえ」と褒めてくれる。
次男、ご満悦である。
パチパチと拙い拍手をしては、相手にも称賛を促している。

一番ウケているおもちゃは電卓。
好きな歌は「すうじのうた」だ。
なんなん、前世会計士だった?




こうして書いてみると、えらく知的な坊ちゃんたちに思えるが。
ふつうに部屋を走り回り、おもちゃを蹴散らし、ウンチというワードに爆笑する息子たちだ。


このブームも、いつか去るんだろう。
そのとき、こんな日常があったことも忘れないように。

たまにはこうして彼らの「好き」も、記録にのこておいてやろう。











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