ワンオペの時、子供のトイレ大変すぎ問題
くだらないことが書きたい。
そうだ。
子どもの、トイレの話を書こう。
そう思って書いた記事なので、うちの長男のトイレ(大)シーンが出てくる。
もし読む場合は、自己責任でお願いしたい。
3歳の長男は、長い間「便秘症」だった。
この世界に生まれたときから、便秘だ。
ほんとうだ。
産院で、綿棒浣腸のやり方を教わったとき、
「あ、赤ちゃんって自力でウンチ出せないんだ」と本気で思った。
快便の次男を生んではじめて、その認識を改めたほどだ。
今は、病院で処方された食物繊維の薬のおかげで、めでたくトイレで出せるようになった。
それまでは、なぜか室内のジャングルジムの頂上にのぼって出していた。
たぶん、力んでするのにつかまりやすかったのだろう。
すごく痛そうだったし、何より、シュールだった。
まあ紆余曲折あったが、トイレで出せるようになったし、これで「便秘症」の悩みからも解放されたね、と夫婦で喜んでいたのだが。
1歳の次男が自分で動き出したあたりから、別の悩みが生じ始めた。
大変なのは、主にワンオペの日だ。
長男「トイレついてきて~」
私「あ、もしかしてお腹痛いん?」
長男「うん。あれが出そう~」
なぜか、いつも言葉を濁す長男。
主語は決して言わない。
彼は、便秘のころ、散々出すのに時間をかけていたせいなのか、どうも、出すかどうかのタイミングを自在にコントロールできるようで、トイレに向かうまでに結構もたつく。
「早よ行かな!漏れるで!」などと言っても、まるで響かない。
ここで、第一関門。
私にまとわりついてくる、1歳の次男である。
長男のトイレに付き添いたいタイミングで、次男からも目を放せないときがある。
(主におむつ交換時や、ごはん中)
そんな時、「先に行ってしてて~」と促しても、長男はなかなか一人では行かない。
「小は一人で行く、大は一人で行かない」というマイルールを決めているようだ。
仕方がないので、いそいそと次男の着替えやごはんを中断し、ついていく。
ここで、ほぼ100%の確率で、次男もついてくる。
始めは、床に手をつく次男をトイレに連れていくのは汚いよな、という正常な判断が私にもできていた。
だが、何度別室に置いてきてもついてくるので、諦めた。
その結果、狭いトイレには、主役の長男・付き添いの私・ゲストの次男が勢ぞろいする。
うちのトイレはあまり広くないため、3人で入ると本当に狭い。
そして、狭苦しい中、いよいよトイレが始まる。
ここで第二関門。
仕方のないことだが、ウンチを出すには多少時間がかかる。
ここでまたもや、長男がマイルール発動!
長男「出るまで、お母さんの両手を、〇〇ちゃんの膝にのせておいてね。そしたら出るから」
そういうと、私の両手を、長男自身の太ももに乗せる。
ズボンを脱ぎ、丸出しの太ももを温める私。
寒いのか?
なるほど、丸出しは心細いよな。
このトイレに、君と二人だけなら、心行くまで手を添えておいてあげたいよ。
だが、ここには次男がいる。
長男とそんな会話をしている時も、トイレットペーパーをこれでもかと引き出し、ちぎって、まき散らす次男。
ほかにも、ドアを何度も開け閉めしたり、壁面のウォシュレットの操作盤をぶっ叩いたり、奥の方に隠れている便器の掃除用具を触ろうとしたり。
もう本当に「やりたい放題」だ。
それを止めようとすると、長男が
「今手を離さないで!出そうやから!」と、慌てて私の両手を掴む。
床に錯乱するトイレットペーパーを尻目に、私は仕方なく、長男の太ももを温め続ける。
なんなんだ、この状況。
そして、真顔で集中モードに入る長男。
長男「ぽちゃん、っていうから聞いておいてね」
いや、わかったから!!笑
早よ出して!!!
うーん、と再び真剣な表情になる長男。
ブツが投入される音に、耳をそばだてる私。
トイレットペーパーをクルクル回す次男。
もう、本当に、笑えてくる程めちゃくちゃだ。
これが数分の闘いで終わればいいのだが。
ときには、「まだ出そうな気がするから」と、しばらく待たねばならない時もあったりする。
次男はYouTubeでも見せときゃいいじゃん、と思ってつけてみるも。
なぜだか、次男はこの時ばかりは、あまり見てくれない。
「トイレ」という、一人だと入ることを許されないこの空間が魅力的なのか。
リビングのテレビの前に座らせても、すぐ戻ってくる。
そんなこんなで、やっと長男のウンチタイムが無事終了。
「すっきりした~」と下半身丸出しで退出する長男を、次男を抱えていそいそ追いかける。
もちろん、すぐ片付けられないので、まき散らかされたトイレットペーパーは放置だ。
三人とも、足の裏にちぎれたペーパーが引っ付きまくっていて、それらはさらに、家中に飛散していく。
ワンオペトイレ、きつすぎる。
ちなみに、夫がいるときは、長男は大体付き添い人に夫を選ぶので、私は次男と待機。
長男も、夫とゆっくりおしゃべりをしながら、のんびりトイレを済ませられるし、夫の大きな手で太ももを温めてもらえれば、より安心だろう。
1人で2人を見るのは、やっぱり無理がある。
ワンオペの日には、大体そう思う。
まあ、こんな悩みも、今のうちだけだ。
今日のトイレの一場面も、子供たちとの愛おしい思い出のひとつになるのだろう。
そう思うと、まき散るトイレットペーパーも、長男の真剣な顔も、かわいいもんだ。うん。
でも頼むから、一人でトイレに行ってくれ・・・!と願ってしまう私もいる。
世のワンオペ育児中の皆さんは、どうしているんだろう。
そんなことを考えながら、寝かしつけの後、静かにトイレットペーパーを拾っている。
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