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しおれていた心が復活した方法

先日、この記事をお見かけして以来、すっかり映画を観たくなった私。

「映画を観ること」によるデトックス効果。
たしかに、あるかもしれない。

よし、観よう。
映画館はむりだけど、「アマプラ」なら。
そう思ってひさしぶりにアプリをひらき、結局立て続けに3本観た。


・『沈黙のパレード』


昨年公開された有名な『ガリレオ』シリーズの新作。
最近、小説を読んだばかりだったので、ちょうど気になっていた。

じつは、「原作を読んでから映画を観る」というのが初体験。
いままでは、「新鮮な気持ちでスリルや感動を味わいたいから」と、観る前に情報は入れないようにしていた。
でも、それは映画をどっしりかまえて見られる時間の余裕があったから。
1本ぶっ通しで内容に浸る時間はとれないので、原作を知っているほうが、ながら見でも内容分かるかな、という気持ちで観た。

詳しい感想は、たくさんの映画に詳しい方々が書いておられるので、そちらにお任せ。
どうやら『ガリレオ』シリーズファンからすると、すこし物足りなさがあるとのことだったが、私はドラマをよく知らないので、じゅうぶん満足した。

最後に流れた主題歌「ヒトツボシ」がすてきな曲で、じーんときた。
登場人物への鎮魂歌として福山雅治さんが書き下ろされた楽曲だそうで。
無知なわたしは、「映画の内容に合ってていいな~」なんて聴いていたが、
そりゃそうだ。



この映画を観たことで「あ、映画いいかも」と思い、ここから「ひとり映画鑑賞会」が開催された。


・『プラダを着た悪魔』


めちゃくちゃ有名な作品で、何度も観ている。
でも好きなんだよなあ。
アン・ハサウェイが好きだし、かわいい服がたくさん出てきてテンションも上がるし。

なにより、働いて輝く女性が登場する作品は、すっごくパワーをもらえる。
主人公がバリバリ働いて活躍するのをみると、気持ちが晴れ晴れしてくる。

そういえば、働いて、子どもができてから観るのははじめて。
学生時代に観たときは、ただただファッションのきらびやかな世界に憧れたものだが、今回は「働くこと」や「女性としての生き方」なんかに注目して観ることができた。

おなじ映画を繰り返しみても、自分の年齢や置かれた環境なんかで、受け取ることや感じることは全然変わってくる。

映画、おもしろいぞ!
調子に乗って、さらにもう一本観ることに。


・『マイ・インターン』

ずーっと前から観たかった映画に、ようやく手をつける。
「2015年公開!?」とドン引き。
(ちなみにプラダを着た悪魔は、なんと2006年、ひいいい…!)

でも、本当にずっと観たかった作品で、ようやく観ることができた。
まさか、8年も前の映画だったとは。
もっと早く見ればよかった。

またもやアン・ハサウェイ演じるバリバリ働く女性が主人公。
「仕事がうまくいくと、家庭がうまくいかない」という、よくあるパターンに陥る主人公が、シニアインターンであるベン(ロバート・デ・ニーロ演)とかかわることで、ゆっくり心を開いていく。

この作品も、プラダ同様、働く前や出産前に観たのでは、まったく違った感想を持ったとおもう。
個人的には、バリバリ働く主人公を支える夫の存在に心を揺さぶられた。

もう8年も前の映画だけど、今観るべくして出会ったんだろう。
そう思える作品だった。隙間時間でも、観てよかったなあ。


・デトックス効果の感触

さて、冒頭で紹介した記事のような「デトックス効果」を感じたかといえば、私は「感じた」!
「観てよかったな」と素直に思えたし、とってもパワーをもらったからだ。

映画そのものを「楽しんだ時間」は、私の心にゆとりをもたらしてくれた。


最近は、つい有益な情報ばかり探そうとしてしまうのが悩みだった。
本を読んでも、「これ記事になるかなあ」とか、メディアも「ネタになるかなあ」なんて視点でみてしまう。
なんでもかんでも、「記事になるか・役立つか・無駄じゃないか」といったことにばかりとらわれて、本当に心から「楽しむ」時間をとれないでいた。

有益な情報を仕入れ、有効な時間を過ごしているはずなのに、心がだんだんしおれていった。
なんか、つまんないな、というかんじ。


でも、今回は純粋に映画を楽しんだので、ストーリーに浸り、登場人物に思いを馳せたり、作品についてあとで色んな人の感想を読んで、また考えたり。
純粋なわくわくやどきどきで、心が満たされていくのをかんじられた。


これが、映画の「デトックス効果」かもなあ。
そもそも「デトックス」って何なのか、とおもって調べると、「体のなかの毒素を排出し、めぐりをよくする」と書いてあった。

私の中にあった「負」の感情が排出されて、映画からたくさんのパワーをもらえたから、しおれていた心も元気になったのだろう。



「映画を観る」って、とてもハードルが高かったけど、案外やろうとおもえばできた。
なにより、こんなに気持ちが晴れ晴れするのなら。
観たい作品を、どんどんみていこう。

最後に、映画を観るきっかけを与えてくださった、よしのふみさんの記事に感謝。

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