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【起業】創業融資時の事業計画書の書き方について③

皆さん、こんばんは!
お客様とのアポイント場所を勘違いし、約束時間から30分間遅刻した経営コンサルタントのまねです(´;ω;`)

創業計画書

前回より創業計画書の書き方についてシリーズ化してきましたが今回、最後の回としたいと思います。

➃取引先・取引関係等
ここでは創業前であれば取引予定先を記入してください。注文書や契約書の雛形があれば写しを添付した方がベターです(金融機関が契約の実態を確認できるため)別紙でA4 1枚程度で販売先・仕入先との関係性を記載することも有効です。特に金融機関担当者は販売先について「本当に売上がたつのか?」と疑問に思っているケースがあります。ですので、注文書や契約書の雛形で実態を確認したり前職からの関係性で取引開始見込みと記載があれば信頼性が高まるのです。
これは個人的な見解ですが、取引先と仕入先の回収条件は結構見ていました。例えば売上の回収が売上から3ヵ月後、仕入先への支払いが仕入後1カ月後以内であれば立替資金が多く発生します(これを運転資金といいます)
創業間もない時期から運転資金が必要な場合、資金手当ては大丈夫であろうか?と審査の立場では不安になります。業界事情で回収条件が遅い場合もあるのですが、その歳は通帳コピー等で手元資金を説明し審査官を安心させる方が望ましいです。

⑤従業員
ここは、従業員を雇う場合は従業員数を記入して下さい。事業を始めたてで10人規模だと少し大丈夫かと不安になりますが、2~3人程度であればよくあるケースなので問題ないと思います。丁寧に対応するのであれば、別紙で従業員の属性、スキル、担当業務を記載してベターです。

⑥お借入の状況
住宅ローンや車のローンなどがある場合は記入して下さい。カードローンの残高がある場合、出来るだけ返済しておいた方が良いと思います。正直、カードローン残高があるケースは私の審査時代もかなりマークしていました。事情があって利用しているケースも理解していますが、統計的にカードローンを利用している方の資金繰状況は芳しくないケースが多いと感じています。住宅ローンや車のローンなどのように資金の使い道が明確な借入は問題ないですが、資金の使い道が不透明な借入はなるべく返済しておいた方が望ましいと思います。

⑦必要な資金と調達方法
必要な資金は、事業を行う上で必要資金を記入して下さい。見積書や賃料など近隣相場がわかる資料を添付しておくことが望ましいです(審査官に調べた上で事業計画を作っている印象を与えられるため)
資金調達も自己資金が投入できる場合は、自己資金額を記入頂ければ好印象です。

⑧事業の見通し
ここは、③の取扱商品・サービスと並ぶくらい重要です。
私の本業でもあるため細かく記載すると長くなるため2点だけアドバイスさせて下さい。
①計画は出来るだけ実行できる数値にする(高い目標はなるべく避ける)
②売上や経費は根拠をしっかり記入する。

3回にわけて日本政策金融公庫の初歩的な書き方について簡単にご説明させて頂きました。本当はもっと細かく各セクション説明したいところですがクライアントから有料で受注していることもあり、ご理解頂ければ幸いです💦

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今回も最後までお読み頂きありがとうございました( `ー´)ノ

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