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自分に優しく、他人にも優しく

こんにちは。
台湾で駐在妻をしているぽんです。
台湾は少しずつ気温が下がり、日中はまだ30℃まで気温は上がり日差しは強いですが、風は秋の涼しい風が吹くようになりました。

最近始めた毎朝の6分間の散歩や、毎日何か新しいことをやってみる、という試みを継続できているせいか、心がとても安定していまいます。
(詳しくは下記の記事を↓)

心が安定している要因のもう一つに、私が住んでいる地域が晴天続きで、安定しているのもあるかもしれません。

先日、日本から台湾へ友達が子連れで遊びに来てくれました。
今日はそのことから気付いたことを書きたいと思います。

子連れ台湾旅行 台湾の人は親切

日本から3歳の子連れの友達と、それをサポートする感じでもう一人の友達の3人で台湾へ遊びに来てくれました。
まだ小さい子連れなので、私が住んでいるところまでは遠くて来られず、台北で集合して3泊4日観光しました。
子供中心の旅だったので想定外のことも多く、元気いっぱいの子供の相手は慣れていないのもあり、とっても疲れました 笑
でも、無邪気にはしゃぐ姿、台湾の食べ物を躊躇せず食べて、美味しいものは遠慮なく美味しそうにバクバク沢山食べるという素直さに、人間の本質を見せられた気がしました。
また、すぐにアイスが食べたいとか言い出すので、普段気付かなかったカフェに入り、そこがものすごく美味しくて雰囲気の良いお店だったりして、お陰で嬉しい発見もありました。

台湾の人は子供に優しいと聞いてはいたけど、本当にそうでした。
MRTに乗った時、座っていた若い女性がさっと席を立って子供に譲ってくれる。
子供がお金を自分で払いたいと言うので、にこりともしなくて怖い顔だったレジにいたおばさまに渡してもらうと、パッと笑顔に変わって、「謝謝!バイバイ!」と言ってくれる。
牛肉麺屋さんでは、子供用に小さいお椀を貰いたくて何度もシュミレーションしていた中国語で「不好意・・・(すみません)」と言いかけたところでさっと小さいお椀を渡してくれた。まだお願いしていないのに!
などなど。
子供がいるかいないかは別にして、Googlemapを見ながら歩いていて、大学の前を通りかかった時、大学生の女性が「何かお困りですか?どこに行きたいのですか?」と流暢な日本語で声を掛けてくれる。

台湾人は、他人に対しても本当に親切で、あたたかい人が多いなと思います。
電車の優先席には、混んでいても若い人は座る人がほとんどいません。
もし座っていても、必要な人が乗ってくるとさっとすぐに譲っています。

日本人も優しい人が多いはずなのにどうして?

日本ではどうでしょうか?
今、外国人観光客が多く日本を訪れていますが、困っている人に声を掛けたり、親切にできますか?

言葉の壁だけではない問題。

私が日本で電車通勤をしていた時、妊婦さんを見かけて気付いているのに席を譲る人が少なかったこと、体調不良で立っていた人が目の前でしゃがみこんでも席を譲らない人、人が倒れかけているのに支えないでよける人など見かけました。

私は台湾へ駐在へ来る際、借りていたアパートを引き払って出発までの間、新宿のホテルに数日間滞在していました。
新宿駅の構内で、エレベーターやエスカレーターも無いのに結構長い階段があるところがありました。
旅行ではなく台湾へ移住するためのスーツケースだったので、中はパンパンで23キロギリギリまであったと思います。
どうしよう。。。と階段を目の前に途方に暮れていました。
駅構内は沢山の人がいましたが、みんな私のことなど見えていないみたいに通り過ぎていきます。
重いスーツケースを引きずるような形でなんとか上っていた時、しばらくして声を掛けてくれた人は、若い女性でした。
「ここはエスカレーターもないからきついですよね」と言いながら、その方は一緒に運んでくれました。
私にとって、その人は正に神でした。

同じように重いスーツケースを韓国で運んでいた時、階段を目の前にしていると「アイゴー!」と言いながらさっとスーツケースを持ってくれる人がいたり、途方に暮れるより前に、びっくりするくらいの速さで近くの人が助けてくれました。
韓国では、誰も助けてくれなかった経験をしたことがありません。

「そんな重いスーツケースを持ってる方が悪い」という考えの人が、日本では多いのではないでしょうか?
もし自分の家族や友達がそんな状況になっていたら、絶対に助けているはず。

どうしてそれを他人にはできないの?

もちろん、時間が無いとか、実は怪我をしているとか、それぞれに色んな事情があるのかもしれません。
でも、困っている人にさっと手を差し伸べる気持ち、身内だけでなく他人にも優しくする気持ちを忘れないでいたいな、と私は思います。

また、親切を受け取った側も、勇気を出して手を差し伸べてくれた人に対して感謝の気持ちで受け取ってほしいです。
日本で若い人が年配の人に席を譲っても、遠慮して断る方がいます。
勇気を出して声を掛けた人の気持ちを、遠慮せずに素直に受け取ったら良いと思うのです。
人に親切にすると、心があたたかくなります。
席を譲った人は、損なんてしていません。
こんな時代だからこそ、自分にも優しく、他人にも優しく。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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