偽名

2000年生まれ。東京都在住

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「野球例えおじさん」にはレギュラーか補欠かを聞け!

とにもかくにも世の中には野球例えが多い。 例えば、「打席に立つ」という表現。 これは、「実経験を積む」というニュアンスが含まれる。 仮に会社の上司から「若いうちは失敗してもいいから打席に立つことが大事だ」と言われたとする。それは失敗を恐れず自分からどんどん経験を積んでいった方がいいという意味であると、受け取り手は捉えるだろう。 「打席」というものは、「機会」もしくは「経験」の比喩といえる。 こうした「野球例え」は主に野球経験者のおじさんたちがよく使う。 何を隠そう僕も、

    • 社長面接で、「クソの役にも立たない」と思われたこと

      就職活動のときの話だ。 2022年の春、僕は大学4年生で就職活動をしていた。 当初、学校の先生になるつもりだったのだが、様々な事情があり心変わりし、就職活動とやらをすることにした。 どんな会社を受けようと考え、僕は出版社にしようと思った。本が好きだったし、僕のなかで一番しっくりきたのが出版業界だったのだ。 しかし、どうやら出版社は未だ高倍率。応募人数に対する募集があまりにも少ない。正直、「何とかなるっしょ~」と就活を舐めてかかっていたので、三大出版社は一次面接へも行けず

      • おならができる人、できない人

        おならをしない人はいない。 どんなアイドルでも、真面目そうな人でも、排せつ物などこれっぽっちも出していませんよーって顔をしている人も。 おならはする。すると思う。 でも、人前でおならが“できる人”と“できない人”は分かれる。 多くの人はできない人だと思う。僕もできないし、したくない人だ 一方、できる人もいる。 おならをしたことを悪びれるでもなく、恥ずかしがるでもなく、むしろ周囲を明るい雰囲気にする。も~○○さんやめてくださいよ~。そういった声があがる人だ。 職場

        • 少しでも長く電車に乗っていたかった

          「時間がとけた」と言った経験があるだろうか。 これは、良くも悪くも時間が一瞬で消えるぐらいに没頭してしまうことを意味する言葉だ。 時間を忘れるぐらい没頭できるコンテンツを作れる人は本当にすごい。今だと、スイカゲームは僕の時間をよく溶かしてくる。 通勤電車でスイカゲームを始めると、あっという間に目的の駅へ到着している。なんなら着いたことすら忘れてしまいそうになる。まさに溶けて無くなった感覚である。 「時間が溶ける」という表現は若者が主に使うことが多い。 僕も若者に属する世代

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          婚活バーで”自分”を証明するために必要だったもの

          とある金曜日の夜だった。 同僚と飲んでいた私は一軒目の居酒屋のお会計を済ませて外に出た。まだ飲み足りなさを感じた私たちは二軒目を探すことに。しかしそこは金曜日の夜である。いつも行くお店はどこも満席で入れない。ふらふらとお店を探しているうちに、とある看板が私の目にふと飛び込んできた。 婚活バーだ。 どうして目に留まったかというと、別に僕がすごく結婚したかったわけではない。一緒に飲んでいた人のなかに、残念ながら人生の伴侶と別々の道を歩んでいくことを決意した人がいて、その話を

          婚活バーで”自分”を証明するために必要だったもの

          帰省するとなぜか2割増しでブサイクになる気がする

          これを読んでいる人で、就職を機に上京した(もしくはする)人はどのくらいいるのだろうか。 株式会社マイナビが2023年5月に実施した「マイナビ 2024年卒 大学生 Uターン・地元就職に関する調査」では、2024卒の大学生のうち、およそ62.6%が地元への就職(Uターン)を希望しているとのことだ。 つまりそれ以外の37.4%は地元以外への就職を希望しているともいえる。例えば日経新聞によると、2022年に生まれた子どものうち、首都圏が占める割合は全体の29.0%だったそうだ。こ

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          「あんのこと」をみたら、おばあちゃんの知恵袋を思い出した。

          「あんのこと」を見た。とてもいい映画だった。 その日は昼過ぎに一本、別の映画を見ていた。公開して間もない「インサイド・ヘッド2」。デートのふさわしい映画だ。 しかし、相手がトムヤムクンを作るからと言って帰ってしまった。19時に新宿に一人。帰るにはなんだか寂しい時間帯。そこでずーっと気になっていた「あんのこと」を見ることにした。 内容はとても面白かった。ただ、あまりにも温度差が違いすぎて、風邪をひくかと思った。「インサイド・ヘッド2」も面白かったのだが、「あんのこと」の印象

          「あんのこと」をみたら、おばあちゃんの知恵袋を思い出した。