お金持ちより時間持ち

私は会社をクビになっておおよそ一年が経った。
４０さしかかり、独身女がクビになった。
それを世間はどうとらえるだろうか。

社内でのパワハラとセクハラを訴えたところ
色々と権力者が動いての結果だった。
精神科にかかり、起きられなくなる薬を処方され
目を開けば何日間も白い天井を呆然と眺めていた。

嫌なものは、嫌なのだ。
嫌なことを嫌だと言って何が悪い。
人をなんだと思ってるんだ。

私はあっさり、メールでクビ宣告をされる。
正直、クビになった時は悲壮感はなく

「神様ありがとう。ああ、よかった」
と胸を撫で下ろした。
会社を訴えなかった理由などはゆくゆくお話しするとします。

それから私の仕事に対する考え方がガラリと変わった。

もう奴隷のように週5日8時間、週休2日で行きたくない。

朝起きたらお花にお水をやって、
お気に入りの椅子に座ってコーヒーを飲むんですよ。
仕事は1日6時間（休憩なし）。
週4日くらいお仕事をし、あとの時間は本を読んだり
人に会ったり、趣味の時間に当てたい。
日の高いうちに洗濯物を取り込んで。
オフィスでだれかの利益のために今まで十分働いてきた。
そろそろ自分軸でいいんじゃないですか。

そんなにお金いらないんです。
その代わり、時間持ちでいたい。

2度と戻ってこないその瞬間をお金と引き換えに生活するなんて
まっぴらごめんである。

これが私の理想の生き方、働き方。