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メッセージ集

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自動書記で書かれた言葉集+α。 申し込まれた方のお名前を見ながらその人に書き下ろしたメッセージを集めました。
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2020年9月の記事一覧

思考が追いつかないほど深く潜れ

深遠なるものよ 深く潜れ  もっと闇に参れ 思考が追いつかないほど 深く 「ある」ことのみが許される 闇の泉 そこに何があるのか? それは行った者だけがわかる 深く深くに眠る 静かな時 揺り動かすは 気づきし者 眠る赤子のごとく あってない つかもうとすれば 消え 消えたと思ったら 現れる 意識の片隅に ちょこんと座っている 常にそれを追い求めよ 手に浮かんだと思ったら すり抜け どこへ行くのか? 追いかけていくほどに 私の奥深く 帰り道はわからぬ 帰る必要な

白馬の王子さまはやってくるのか?

クルミの殻は硬いけど、食べたいと思えば、 それを割らなくてはいけません。 何かを得たいと思うなら、それに手を伸ばしましょう。 人生に、より大きな充実感を得たいのであれば、 より大きな脱皮が必要となります。 その挑戦に挑み、自分の殻を破る人たちは 次々に新しい世界へと飛び立ちます。 ほとんどの人は、そんなことより 目の前の幸福を求めます。 殻の中にとどまっていれば、 いつか殻が割れて芽を出せるだろう。 そんな夢を思い描いています。 そして、殻の中で夢を見ながら 一

想像と体験のバランスを取ろう

暖簾をくぐれば、別世界が広がっている。 外側からは半分だけ見えているけれど、 暖簾をくぐってのぞいてみないことには 本当のところはつかめない。 傍観しているだけでは本質は見えてこない。 手に取り、抱いてみて初めてその触感がわかる。 肌の温もりは生きている証拠。 生きている実感は、死に近寄れば見えてくる。 見たくないものは見たくないけれど、 見ないままだと怖くなる。 想像するのは妄想すること。 妄想は時として暴走する。 いったん暖簾をくぐってしまえば、 そちら側

あかずの間はなぜ開かぬ?

重い扉を開きしは、清い息吹を呼び込むがため。 あかずの間はなぜ開かぬ? 「あかずの間」と言われているから、誰も開けない、近寄らない。 いつのまにか忘れ去られ、放置され、 開かずのままに時が過ぎていく。 その向こうにあるものはなんだったのか? だれもがみな忘れたころに、だれかがなにかを思い出す。 あかずの間の記憶を開けるなら、今と同じではいられなくなる。 そこにあるけどないもののように、知らぬふりをしてきたけれど、 どうしてもそこは避けることができないようだ。