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意外と知らない?志望校に合格するための【過去問演習の仕方】

受験シーズン突入してますねぇ。
みなさん、お元気ですか?

私は授業の組み方を失敗してしまいまして、週6−7で働くペースになってしまいました。とは言え、フルタイムではないことが救いかな。朝や夜に授業が1コマあるくらいの日があるのでね。そこで休もうと思います。何とか体調を崩さす受験シーズンを乗り越えたい。

ほとんど直前期に入ってきて、過去問演習が増えてまいりました。

私、複数のお仕事をしている関係で、直接授業を受け持っている生徒さんもいれば、カウンセリングの中で学習内容を聞いて勉強のスケジュールだったり、学習内容、併願校の組み方などの総合的なアドバイスをする生徒さんも担当しています。

今年は約50名近い受験生さんたちと、あーでもない、こーでもないとお話をしていまして、気づいたことがあります。


過去問の効果的な使い方を知らない受験生さんが、意外と多い!!


なるほど。

「過去問演習は大事だよ」というのは全ての受験生さんが知っているのですが、では改めて、「どうやって過去問演習をするのか」っていうのは、教わる機会が意外とないのかもしれない。

ということで、私がオススメする過去問演習の仕方をここに書いておきます。

ちなみに、ここで書く内容は、模試を受けた後の復習の仕方としても活用できます。ただ何となく模試を受けて終わっている受験生のみなさん、ぜひ自分のもしの復習の仕方ができているのか、確認しましょうね。

あ、いえ、全然。最近全く同じ内容を各生徒さんにお話しして、口が疲れたとか、どっかにまとまってたら楽なのになとか、そういうではないっす。全然。違いまっす。

では行ってみましょう!

1)大まかな流れ

① 丸つけ
② 解答解説を見ながら復習
③ 間違えた単元やテーマを参考書などで再学習

この中で、ほとんどの受験生さんが間違ったやり方をしているのが、圧倒的に②番です。そして、する人しない人が半分半分だったのが③番になります。

受験生さんがもしこの記事を読んでくれているのなら、自分のやり方が合っているのか、ぜひチェックしてみてくださいね。

①番の丸つけは、言わずもがなと言うか。大体の受験生さんは最低限クリアしているポイントになるのですが、念の為書きました。もちろん確認していただきたいのはその次からです。

2)解答解説を見ながら復習

必ず、◯たった問題、✖️だった問題、全ての問題の解答解説を見て、根拠があっているかどうか確認をしてください。

間違えてしまった問題については、「何が正解だったのか、どう考えたら(どう言う知識があったら)正解に近づけたのか」を確認する受験生さんは多かったのですが、

「正解の問題は見てない」と言う生徒さんがやたらと多い。

正解をした上に、考え方(正解にたどり着くための根拠)も合っているものは、大正解。花丸の正解です。

しかし、○だった問題であっても、根拠が間違っているのなら、その問題は不正解のようなものです。

今回はたまたま運が良くて正解できただけ。ラッキー正解です。残念ながらその”ラッキー”は試験本番に持っていくことはできません。

私たちは、問題への考え方、知識、そう言うものしか試験本番に持ち込むことはできません。ですので、必ず「問題に対する考え方」が合っていたか復習してください。

この他、「英語ならこう言うポイントを見てね」とか「古文だったらここを確認してね」と言った科目ごとのチェックポイントがありますので、詳しくは現在習っている先生に聞いてみてくださいね。

3)間違えた単元やテーマを参考書などで再学習

②番の復習をしながら、自分が強化したい単元・テーマをピックアップしておきましょう。その復習をすると言うのが、③番です。

もちろん、強化したい内容を全て復習するのがベストではありますが、自分が復習に使える時間にもよりますので、優先順位をつけておきましょう。

例えば、英語で
・単語
・構文の取り方
・分詞構文
あたりを復習したいなとリストアップしたとしましょう。

時間があるのなら全部やります。時間がないのなら優先度が高いものから、復習に充てられる時間いっぱいを使ってやり、時間が切れてしまったらそこで復習を終了させます。

これからの直前期、自分の学習に対して、具体的な問題意識を持てるかどうかが、志望校へ合格するために圧倒的に必要になってきます。

各受験科目には、単元ごとに厚さがあると思うんです。

もちろんですが、知識が薄い部分が試験で出てきたら解けませんよね。

その知識のムラをできる限りなくしていく、その作業をするための過去問演習でもあるんです。

そしてそのムラをなくすために具体的な学習をするためには、自分が実際どう言う問題が解けないのかを知る必要があります。

過去問演習をしていて、合格最低点に届かなかったり、問題が解けなかったと凹む生徒さんがいますが、その必要はありません。

あなたが志望校に合格するために、知識が薄かったり、考え方が弱い部分を発見できたと言うことは、志望校合格に向けてとてもありがたい機会なんです。

過去問をやっていて、できなかった問題でも、復習をして知識を厚くして再度取り組めば、必ず解けるようになります。

諦めず、腐らず、そう言う地道な、一つ一つの小さな石を積み上げていくような忍耐力のいる行動を継続できる生徒さんが、合格するんです。

最後まで諦めずに、やってみましょう。

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