【大学受験】体調不良との付き合い方
春ですね。
ようやく大学受験のシーズンも終わり、昨年の秋からほぼノンストップで動いていた私には、久しぶりオフシーズンと言いますか、のんびり深呼吸ができるような時間を過ごしております。
ええ、ええ。おかげさまで、youtubeでAKBの動画を見まくったり、Netflixでスタートレックのヴォイジャーシリーズ(全172話)を繰り返し視聴し続けるなど。絶賛オタ活中でございます。笑
さて、ご縁があって働いている通信制高校には、様々な事情で全日制高校をやめ、通信制高校に転学した生徒さんたちがいらっしゃいます。
その中に、持病があったり、体調を崩しやすい傾向がある生徒さんたちがいるんですけども、
その生徒さんたちの大学受験、本当にかっこよかったなって思うんです。
私の担当は、受験生さんたちの学習相談を受けることです。「体調不良で1ヶ月まるまる勉強ができなかった」というご報告を聞くことがよくありました。
こんな自分じゃダメだ。
合格するためにはもっと勉強しなくちゃいけないのに。
やりたい気持ちはあるのに、この体調不良のせいで予定通りに進まなくて苦しい。
そんな風に、つい考えてしまう、と。
風邪で発熱して、少し休んだら治りますっていうことではなく、そう言う自分の体調とずっと付き合いながら、大きく崩さないように気をつけなければならないと言う状況。本当にストレスが大きいと思います。
ただ、そんな生徒さんたちを見ていて、本当にかっこいいと感じたことがあるんです。
それは、どれだけ体調が悪かろうと、彼らは絶対に受験を諦めなかった、ということです。
体調不良の中、勉強するのって本当に大変です。
それでも、そんなにしんどい状況であっても、「受験やめたいです」と言った生徒さん、いませんでした。
大学受験とは、受験生にとっては自分の未来そのものです。
だから、大学受験とは、受験勉強をすることだけでなく、自分の未来を諦めない戦いでもあるんです。
どれだけ上手くいかなくても、もしかしたらこのままでは目標には手が届かないかもしれないと思っても、最後まで自分の未来に向かって手を伸ばし続けると言うことは、とても苦しいことです。
そして、とてもすごいことです。
信じられないくらいすごいことを、しています。
その姿は、未来の自分を、助けます。必ず。
何年後になるかはわかりませんが、大人になった後、苦しいこと、上手くいかないことがあった時に、「あの時あんなに踏ん張れたじゃないか」「もう一回立ち上がってみよう」って、昔の自分に応援される瞬間があります。
大学受験をしていると、つい、結果が全てだと思い込んでしまいます。
でも、そんなことないんです。
苦しい状況でも、目標に向かって行動をし続けた。
これ自体が、何にも変え難い、人生の中のヒカリそのものです。
だから落ち込みすぎて、つい自分を否定しちゃうかもしれませんが、できれば、その後に「でも意外にすごいことしてるかも?」「悪いことだけじゃない可能性も?」なんて、少しでも思ってもらえたらいいなぁと思います。
大学受験を終えてみると、自分の未来は、大学の中だけではなく四方八方に広がっていることがわかると思います。
その中で自分が進みたい未来を目指して行く時、少し薄暗い道を歩くことになっても、あのヒカリが、必ず道を照らしてくれます。
そして、体調不良の中、より志望校合格に近づく方法もきっとあります。
例えば、ベッドに寝っころがりながらでもできる学習を考えてみたり、散歩しながら学習する方法を見つけたり。
机以外の場所でできる勉強方法を見つけておくと言うことも、役に立つと思います。
自分の体調に合わせて、軽い勉強メニューを考えてたり、いろいろな工夫の仕方もあります。
正解と言われている受験勉強のスタイルを目指すのではなく、自分の体質にあった、自分なりの受験勉強のスタイルを作ると言う発想が、意外に手助けになるのかもしれないなぁ、と思っています。
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