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熱海より根府川〜海に近い駅はお好きですか?

熱海が人気になっていますね。熱海プリン美味しいですよね。ところで、熱海の3つ手前の根府川駅って行ったことがありますか?景色は、熱海よりいいかも。今回は、根府川駅を訪ねたときのお話です。

根府川駅と真鶴駅の間にある東海道線の橋梁。海が近い

東海道線は、小田原から、早川、根府川、真鶴、湯河原、熱海と停まっていくんですが、根府川と真鶴の間は、めちゃ海に近いところを電車が走ります。

根府川の駅は鉄道模型のように可愛くて、海が近くに見えます。

根府川駅の改札。奥に見えるのが太平洋

改札が海の駅っぽくて好き。訪れたのは11月の曇天の日だったから、なんとなく暗いんですが、夏はもっとワクワク感があるだろうな。

11月の駅は人がほとんどいませんでした。ふだんもあまりいないのかな?駅から海は近く見えるのですが、駅は高台にあるので海に出るには少し歩かないといけません。どうやって海に出るのかわからなくて、何度か海への道を尋ねながら歩きました。海へと下る階段の途中、電車の赤い鉄橋が見えます。ガラガラガラガラと電車が通っていく。木にはみかんが実っています。

坂を下り切ると国道に出ました。大きな干物屋があるんですが、少し離れたところに試食コーナーがあります。

セルフで焼くタイプの試食コーナーが斬新(笑)。本日の試食品は、トラウトサーモンはらす干しとイカ味醂。国道を車で通りがかった人が試食を試しています。5分ぐらいで焼けました。外で食べる干物はおいしい。

一人でこんなに試食してないよ、念の為。奥は他の方たちの試食品

国道沿いには果物の露店もあります。みかん、シークワーサー、無農薬レモン。鬼ゆずもある。果肉がでかいのかと聞いたら、果肉は少しらしく、マーマーレードにするのがおすすめとのこと。

みかんかレモンをお土産に買おうかと思ったけど、持って歩くのは重いからやめました。店は15時30分までだそう。気が向いたら帰りに買おう。近くにご飯を食べられるところがあるか聞いたら、ドライブインと中華屋があるみたいだけど、なんだかなと思って真鶴方向に国道沿いを歩きました。

国道沿いから海を見る

しばらく歩くと、貝焼食堂なるものがあって、入り口にたくさん貝を入れた水槽があった。テーブルで貝を焼いて食べられます。おなかが空いていたけど、貝は焼く気分でなくて、鯵の干物とごはんとみそ汁を頼みました。

じ、じみ……。ちょうどダイエット中で久しぶりにお米を食べました。美味しかった。店を出ると地図があって、江ノ浦漁港までそんなに遠くなさそうだから歩くことにします。

地図の上の方の真ん中にある、ローソンの左隣が貝焼食堂。江ノ浦漁港はその右上。歩いて20分ぐらい?

途中でなんだか気になる看板もあって、もう一度ごはんを食べようか迷ったけどスルーして港に向かいました。

伝説の漁師、江之浦丼、の文字がキニナル

港が見えてきた。一匹の猫と出会う。港にいる猫は野生感があって目つきが鋭いですね。

防波堤は釣り人で賑わっていて、何が釣れているのかバケツを覗いてみると小さな魚が泳いでいる。鯵とかかますではありませんでした。

それから元来た道を引き返して駅まで戻りました。根府川の駅に戻って、もう帰ろうかと思ったけど、駅前の案内板に「オレンジ橋」という文字を見つけて気になったので行ってみることにしました。こんどは駅から山側に向かいます。根府川は、平地がなくて山から海へ急斜面になっているような感じです。坂を登ると、さっき見た、東海道線の赤い橋が見えます。離れたところに新幹線の線路も見えて、ときどき新幹線が風を切る音が聞こえます。

根府川はみかんの季節。たくさん実っています。

やっとオレンジ橋まで来ました。海の方を見ると遠くに大島や房総半島が見えます。橋のたもとでみかんを売っていて、試食したら甘かった。農園があってみかん狩りをやっています。大人500円。土日は60分で平日は時間制限がないとのこと。みんなどれくらい採って帰るんだろう。橋のたもとの木にも実がなっている。何の実かわからない。

これは甘夏だそうで、来年の5月か6月ぐらいまで、このまま大きくなってオレンジ色になるのだとか。すでに甘夏の大きさになっているように見えるけど、このまま冬を越すなんてすごいと思いつつ、初夏から夏までに収穫するから甘夏と言うのかなと思った。甘夏の花は夏に咲いて、また実ができると言っていた。甘夏の花はまだ見たことがない。お土産にみかんを1袋買って駅に戻りました。熱海よりも静かで、初夏とか夏は、違った景色が見られるんだろうな。海に近い駅を訪ねる夏の日もきっと美しい。おわり


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