【高齢ドライバーへ捧げる】ペダル踏み間違い事故防止対策(更新続編)
アクセルとブレーキをどうして踏み間違えるのか?
実は踏み間違っているのではなく、ブレーキに足を置いている「つもり」が置けていなく、アクセルに足が残ったままの状態でブレーキだと思って踏んでいるのです。
そうすると「減速するはずなのに加速する」と焦って更にアクセルを踏み込んでしまう。
ブレーキを踏んでいるつもりだからパニックになって当然ですね。
残念ながら加齢によって、脳からの指令と体の動きが一致しないことに原因があるようです。
この状態を少しでも緩和し低減し、願わくば防止するために有効な運転前(始動前)の準備運動があります。
その方法の詳細は次の通りです。
❶エンジンを切った(P)状態で座席に座ります。
※パーキングブレーキを確実に踏み込み(サイドブレーキは引いた状態)、ギアをPの状態で行ってください。
❷両膝が開かないように太ももの両サイドに小さなクッションを置きます。
長めのタオルなど柔らかい布で両膝を軽く結んでも結構です。
伸縮性のあるゴム製の素材でマジックテープで留めれるものが良いかも知れません。
強く縛る必要はありません。
❸右足のかかとを床に置きます。
❹最初はブレーキに足先を置き、しっかり踏み込みます。
❺ブレーキをゆっくり緩め、アクセルに足先を移します。
❻アクセルを少し吹かせるように足先でチョコンと踏み込んで直ぐに緩めます。
❼また足先をブレーキに移し、ギュッとブレーキを踏み込んで緩めます。
❽今度はアクセルへ足先を移します。少し踏む込んで緩めます。
❾また足先をブレーキへ戻して踏み込みます。
このブレーキとアクセルペダルの間の移動が確実にできるよう、最初はゆっくりと声を出しながら(ブレーキ、アクセル、ブレーキ、アクセル)意識を高めて操作してください。
感覚を掴むことができて慣れてきたら、自己ベストの最速を目指して可能なだけ速い動作で幾度か繰り返してみましょう。
膝やくるぶしなど関節や筋肉に違和感や痛みを感じた時は、直ぐに中断し体を休めてください。
痛みが続くようであれば、かかりつけ医で診てもらいましょう。
最後に、軽く結んでいた膝の布を取り去り自由な状態で繰り返してみましょう。
極端ですが、両膝を大きく開いた状態(股を開いた状態)ではブレーキに足先を移動させ難いと実感していただくことができれば大成功です。
両膝を軽く閉じた状態の方が、くるぶしの可動範囲が楽になって変わるのがお分かりいただけると思います。
この動作を始動前のウォーミングアップとして取り入れ、納得できるまで繰り返してください。
実際に走行している時にでも、意識して両膝を軽く閉じた状態でペダル操作をすれば踏み間違いという状態を防止することができるでしょう。
※この「ペダル踏み間違い防止対策」の原因や両膝を寄せる動きのヒントは、「時代遅れのND」さんからいただいたコメント(提言)によるものです。
きっかけとなった事故のニュース
Special Thanks
この場を借りてお礼申し上げます。提言いただき、ありがとうございました。
おわりに
免許自主返納を急ぐ前に、ご自身で簡単に対策できることもあるはずです。
高齢ドライバーの方々へはもちろん、ご家族や関係者各位にとっても当記事が事故防止のための一助となり、ご参考になれば幸いです。
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以上です。
2024/3/29
Jオヤジ
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