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積ん読note

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あとで読もうと思ったnoteたちの保管庫。積ん読は崩してもお気に入りは再度積んでおくかも。
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2020年3月の記事一覧

風がすーっと吹き、詩の葉がわたしのもとへやってきた。―映画「タゴール・ソングス

わたしが生まれ育った新潟は、とにかく風が強かった。 冬の日本海は荒れ狂い、信濃川にかかる橋を歩くのも一苦労だった。 向かい風では息ができず、追い風では足がとられる。 風が強過ぎて、電線が絡まりあい、大停電なんてこともあった。 高校生の頃は、制服のスカートをわざわざウエストでたくしあげてミニスカートにしていた。よく、あんな強風の中を、足を真っ赤に染めながらガシガシ歩いたものだなあと、当時の自分に感心する。そう、ガシガシ歩かないと、新潟の強風の中では生きられない。曇りと雨が新潟

ゲームの選び方

この長期間の休みで、子供たちがゲームを長時間することを心配されている親御さんに少し考えていることをお話しします。私は小学生ぐらいからファミコンをやり始めた世代でして、その後はずっとゲームと共に生きてきました。少しはゲームに親しんできた身としてその弊害と利点をお話しします。 まず、どのゲームを選べばいいかの判断に、重要なのは楽しんでいるか、楽しまされているのかの違いです。楽しんでいるのであれば弊害は少なく利点もあります。一方で楽しまされているのであれば弊害は大きいです。違いは

【はてブロに移行しました】スマートフォンだけでコピー本つくる

こちらの記事は、情報をアップデートの上、はてなブログに移行しました。 https://shimizuakila.hatenablog.com/entry/2021/12/11/191402 長らくの閲覧ありがとうございました。 他の記事も順次移行予定です。

今日から使える文章技法覚書、リズムについて

つまりはそういうことなのだけれど、読点というのは文章においてリズムを調整する役目を担っている。この「リズム」という概念はわりと難しいものになってきて、文章の場合音楽におけるそれのような記号的整理があまりされていないから、結局のところ「リズムがいい」とか「悪い」みたいな表現をするしかないところがある。  …というのが「グルーヴ感が強めで一呼吸が長めの文章」というのが僕の定義で、この場合「書き出し」がリズムを強く規定している。「意味は無いに等しいけど、この書き出しは必要」と言え