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アメリカの結婚式レポ【アメリカ旅日記③】

7/8にカナダ人の友達の結婚式に参加してきた。


滞在しているホテルからシャトルバスが出てると聞いていたから、昨日の前夜祭で会った誰かと一緒に行けるものだと思っていたけど、待てど暮らせど誰もこなくて。(シャトルバスを使わずに式場に向かった人が多かったらしい)

アメリカタイムでゆっくりなのかな〜と思って、ホテルのロビーでのんびりしていたら、あっという間に結婚式開始5分前。さすがにおかしいと思って外に飛び出した。

バスと言うには小さな7人乗りの車が1台停まっていて、私に気づいたドライバーが話しかけてきた。

「あんた、結婚式に行く子?」

今まででこんなスピードで喋ったことないくらい早口で私も答えた。火事場の馬鹿力で英語がポンポン出てきた。

「花嫁の名前はキャサリンで私は彼女の友人。結婚式に呼ばれて日本から来たの。このホテルに滞在している。シャトルバスを待っていたんだけど、他のゲストもバスも見つけられない。迷子なの!あなたはシャトルバスのドライバー?」

「俺が結婚式までのシャトルバスのドライバーだよ。早く乗りな。5分で連れてってやる。」

急いで車に乗り込んで、結婚式場を目指した。本当に5分で到着した。

私が外国人だからか、とても気遣ってくれた。特にこの言葉が心に残ってる。

「You are not late. On time. Have fun.
 あんたは遅刻してないよ。楽しんできな。
 The bride will be happy just you are here.
 あんたはそこにいるだけで花嫁を幸せにできるよ。」

日本人にはなかなかこの言葉はかけられないと思う。

到着したら、ちょうど式が始まったところ。
ガーデンウエディングで屋外だったので、空いてる席がわかりやすかった。どちらが花嫁サイドなのかわからなかったけど、とにかく早く結婚式の一部にならないとという気持ちで座った。



隣の女性もどうやら迷ったようでついさっき到着したらしい。小声で少しお話をした。



私の友人、キャサリンが彼女のパパとともに入場。この場面をちゃんと見られてよかった。写真はないけど。

指輪を交換して、誓いの言葉を言って、誓いのキスをしてっていう流れは日本と同じ。ただ、この日以上に自分の英語力の低さを呪った日はない。感動的な誓いの言葉は半分程度しかわからなかった。(それでも感動して泣けたのだけど)


「You are my yesterday, you are my today, and you are my feature.
 あなたは私の昨日であり今日であり、そして未来である。」

こんな美しい言葉があるなんて知らなかったな。


セレモニーが終わったら、立食パーティ。ゲストハウスのエントランスに前菜が並んで、屋外と地下にはバーがオープンした。ゲストは好きに食べ物を取って、好きに座って、好きにおしゃべりをする。

英語が母国語でないゲストはたぶん私だけで、基本的には会話に混ざれない。早すぎて、理解する頃にはもう違う話題だもの。ときどき会話に混ざりながらも、アメリカの結婚式に参加する機会なんてこの先ないので、会場をふらふらお散歩をして回った。


外から見た結婚式場
鏡になっているウエルカムボード
セレモニー後のガーデン
人がいない瞬間に撮った室内
前菜を取るゲストたち
前菜はチーズとハムとベーコンとフルーツと野菜
みんなが食べ物に向かっている隙に撮った
ほとんど残ってない前菜と新郎新婦


ひとりでいる私のことを新郎新婦も新郎新婦の家族も気にかけてくれて、ゲストもたったひとりのアジア人の私に対して優しくしてくれた。本当にありがたかった。


私が
「私の英語力が低くて、会話に混ざりたくても、内容の半分くらいしか理解できない。話しかけてくれたのに、答えるのに時間がかかってごめんね。」

と言うと、
キャサリンの友達が、

「あなたはたったひとりでアメリカの結婚式に出席するなんて、すごいわ。あなたの英語力は私たちが理解するのに充分よ。私が日本の結婚式に参加したら、きっとちっとも会話を理解できないわ。」

と励ましてくれた。

「あなたはキャサリンの結婚式を祝うために日本から来た。それだけでとてもすごいことなのよ。」

とも言ってくれた。
みんな優しくて、劣等感に満ちた自分が恥ずかしくなった。



前菜のあとに、ビュッフェ形式のお食事があって、そこではまた別のキャサリンの友達のところに混ぜてもらった。


お食事中の新郎新婦
私が取った食事
ウエディングケーキ
すでに新郎新婦が食べた後


「キャサリンから聞いたわ。あなた、4ヶ月の赤ちゃんがいるんだってね。あなたはとても大きな事を成し遂げたのね。おめでとう。この旅行ではあなたの時間を楽しんでね。」

とも言われた。
こういう感覚も日本人とは少し違う。日本人は、「あら4ヶ月の赤ちゃんがいるの?大変ね〜。赤ちゃんは誰がお世話してるの?え、パパ?パパえらいわね〜。」ていう反応が多いと思う。

アメリカでは、誰とお話しても、「私」を大事にしてくれる感覚があったな。

そして、みんながみんなもともと友達だったのかと思うほどフレンドリーにお話してて驚いた。初めましての人同士の会話とは思えないほど楽しくおしゃべりしてた。すごい。人見知りの私としては、とても尊敬する能力。


食事のあとは、新郎新婦の家族のスピーチがあって、みんなでシャンパンで乾杯を。そのあとは、新婦とパパが踊って、新郎とママが踊って、みんなが踊りだすダンスパーティーに。


びびって少し遠くから写真を撮った
近づくとこんなかんじ
渋谷や六本木のクラブみたい(行ったことないけど)


みんな踊り回って楽しそうだけど、私はこれっぽっちも踊れる気がしないので、外で座ってのんびり。大きい音と強い光はあまり得意ではなくて、調子が悪いと頭が痛くなってしまうから。


ぼけーっと空を眺め、結婚式のスケジュールを確認。ダンスパートだけで3時間もあることが発覚して、ちょっと途方に暮れた。

結婚式のスケジュール

ダンスだけは絶対に無理だ、みんな踊れるのすごいなー国民柄かなーと思っていたら、あまりダンスが好きでない人にも出会った。そして、なんと彼女は日本語を勉強しているとのこと!!しばらく彼女とのお話を楽しんだ。


そして、彼女たちは21時を過ぎた頃、そろそろおいとますると話していたので、私もそこに混ぜてもらった。最後までいることは、今の私にはちょっと難しかった。せっかくの結婚式なのにもったいないと思ったけど、無理せず途中で帰ってよかった。帰ったら、脳みそが爆発寸前で、ベッドに横になったらしばらく起きられなかったもの。




そんなかんじで、初めてのアメリカの結婚式に参加した私の1日は幕を閉じましたとさ。
英語、がんばろう。もっと聞けるように、もっと話せるようになりたい。




明日もいい1日になりますように。



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