てんちむ事件からみる、人のコンプレックス、商売、嘘、整形、ドーピング、ずるさ周りの話

てんちむさん、弱ってるところ気の毒だが、しでかした内容の質、かなり波及しそうかつ普遍的なテーマなので、扱わせてもらうよ。それから、この記事には、もしいいと思ってもいいねはいらない。

では早速。

まず事件の説明は、はしょる。見る人は知ってるの前提で。

それから一つ一つの詳細な原理や過程は飛ばして結論周りのみ書く。

まず、人はなんらかのコンプレックスを「外側の変化のみで」「克服(に見えるが、単なる扱いの変化を体験)したとき」「他人に対し逆にそれを利用して復讐しようとする」法則がある。

例を挙げると、

容姿でいじめられたりした人は、整形等で容姿で他人をうわまわると、それを利用して人を認めさせようとする。

容姿が理由で恋愛まわりで苦痛を味わった人は、整形等で容姿を異性好みになると、人一倍色恋ゲームのように異性を翻弄したり、夢中にさせようとする。

容姿が理由で性愛まわり(上と似ているが違う)が歪んだ人は、風俗などで大勢に身体を売ってその評価を人一倍確かめようとする。

貧乏が理由で見下された人間は、金を稼いで他人の頬を金でひっぱたき、金で人を動かすことで、すっきりしようとする。

貧相な肉体が理由でみじめな思いをした人間は、ドーピング等で肉体を作ると、その肉体でさらに名誉や金を儲けて見返してやろうとする。

今回の例でいえば、貧乳にコンプレックスがある人間は、豊胸などで胸が評価され出すと、それを使って金を稼いだり、普段から胸を強調したり、なぜか胸まわりの仕事を多くしようとする。

そのときの深層心理の動きはおおよそこんな感じ

「胸が大きい小さいで人を見やがって、豊胸したとたん手のひら返すんじゃねーよ猿ども、どいつもこいつも見る目ねーな、私がちょっと見た目胸が大きくなったら、中身も知らずにほいほいついてきやがって、胸が大きい人が紹介するとすぐ買っちゃうんだっけ~?なにそれ~?チョロいんだよお前ら。そんな奴ら騙されても自業自得でしょ?わたしの養分ども、ざまあみろ」

古今東西の名作で繰り広げられる復讐劇もおおよそこんな感じである。

本質的な解決になっていないまま(解決が難しいものもあるが)、外側だけを手軽に修正すると、精神面の納得と復讐は済んでいないのだ。

(本質的な解決というのは一つ一つが人生1回で終わらないほど難しく奇蹟的なものである。自分の内外の変化と相手への働きかけと相手からのフィードバックと、問題に関する複数の法則の理解、それらが生じた必然性の腹落ち、社会の進化、全てが起こってようやく解決である。)

それが悲劇的なほどに難しいから、表面を修正する等で現世利益を手軽に得ようとして、あるいは逆に不自然な抑圧と忍耐的ごまかしによって封じ、陰で自分より弱い者をいじめる、という罠にはまり込む。

そうして復讐する側に回った者が、再び昔の自分を作り出す。

そうしていつも説明してるように、年千年も人のコンプレックスは延々と次の世代に転嫁されて今に至るわけだ。

だから、日ごろから不必要にそういうものに嵌らないように、と小難しい話を俺はしている。

付け加えるなら、俺は復讐を絶対すべきでないとも考えない。ただ、復讐をしなければいけないなら、された奴にだけされた分返せと俺は教える。その点ハンムラビ法典は実に的を得ている。

世にある様々な倫理的な教えのほとんどは、社会や集団を安定させるための方便であり、個人を救わない。個人の救済など眼中にないのだ。それを個人レベルで真に受けてはならない。

道徳的観念が個人を救うことがない理由

された奴に返せないから、ねじれて増幅して、行き場のなくなった怨念が、不特定多数に漠然と終わらない復讐をし続けることになるのだ。


最後に直感で話すけど(普段はしないが、憶測を多分に含み個人を指す内容につき、消す可能性があります)

てんちむさんは大変魅力があり、何度も自分の力で人生を切り開いてきたすごい人であると同時に、私が普段言っているズルさの塊のような人に見える。

いや、ズルさの相場的にあれくらいなのが、「私もお手本にしてこんな風に女性の欲を満たしながら出世(女子的な意味での出世)できるかも~」と潜在的に女子多数に支持されているのが人気の源かな。

普通の少しかわいい女の子が、傷を負いながら、都会に出て、強がりながらも居場所を作って、人にいえないこともwいっぱいして それでも応援されて生きていく 物語 みたいな? まーわかるけどねえ

彼女の生き方や成功は、そのバイタリティを見習いたくなると同時に、人気も金も得たかもしれないが、いつも無理しているように見える。これからの時代ではそれはきつすぎる。

彼女の目、話し方、一見うますぎるコミュニケーション手法や男性関係からは、心の奥と切り離した乖離性、かなり奥までしみついてしまった罪深い処世術を感じる。

おそらく、この事件と同じくらいの隠しごとが何個かあるだろう。

こうなった以上、これを機会に一旦人格のクセを含めてすべてを捨てる気で、公開し、その段差を解消したほうがいい。

彼女と世間のどちらが間違っているとか、どちらに裁く権利があるということではない。あくまで彼女の生き方としてそれが良いだろうということ。

もちろん、世間がそれを受け入れる保証もなければ、目に余る袋叩きになる可能性も高い。下記の記事にも書いた何の保証もない命を捨てるに近いギャンブルだ。

卑怯を認めることが最も難しい理由

彼女の場合は一般人よりはるかに重く困難であろう。

しかしその清算がなければ彼女が芯から幸せになることも、インフルエンサーとして復活することもおそらくないだろう。仮に虚勢で炎上をやりすごしても、すぐに第二砲が来ることだろう。

一方的に書いたこと申し訳ないが、一人の人間として見守っています。


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