Excel関数とNotion計算・関数早見表

Excelやスプレッドシートの関数はとても便利です。合計や平均といった統計処理から、表のある条件で件数を取得したいなど様々な要望に応えてくれます。
Excelやスプレッドシートの代替として、WikiツールであるNotionが候補にあがることもあります。NotionはWikiツールですが、様々な機能を用意しており、その一つに、Excelやスプレッドシートのような表（テーブル）機能があります。

この計算機能を使うことができれば、Excelやスプレッドシートと効力を得ることができます。今回は、計算機能をピックアップしていきます。

Notionの表計算の機能おさらい

Notionの表には列と行でそれぞれで計算することが可能です。

列の計算

列はCaluclate（計算）で可能です。

行の計算

行の計算は、Formula（関数）で付与可能です。

NotionとExcel関数の対応

やりたいこと：Excel関数、説明にNotionの関数名（英語→日本語）を記載します。

列の合計：SUM()

「Sum（合計）」

列の平均：AVERAGE()

「Average（平均）」

列の中央値:MEDIAN()

「Median（中央値）」

列の最小：MIN()

「Min（最小）」

列の最大：MAX()

「Max（最大）」

列の範囲:MAX()-MIN()

「Range（範囲）」

列の全件数：COUNT()

「Count all（すべてカウント）」

値のある列の件数:COUNTA()

「Count values（値の数をカウント）」

一意の値のある列の件数：SUMPRODUCT(1/COUNTIF(データ範囲,データ範囲))

「Count unique values（一意の値の数をカウント）」

未入力列の件数：COUNTBLANK()

「Count Empty（未入力をカウント）」

未入力以外の列の件数:COUNTIF(データ範囲, “<>”)

「Count not empty（未入力以外をカウント）」

未入力列の割合：COUNTBLANK() / COUNT() * 100

「Percent empty（未入力の割合）」

未入力列以外の割合：COUNTIF(データ範囲, “<>”) / COUNT() * 100

「Percent not empty（未入力以外の割合）」

行文字列結合："a"&"b"

「add(“a“, “b“)」
「concat(“a“, “b“)」

行の数値足し算:1+2

「add(1, 2)」

引き算:2-1

「subtract(2, 1)」

乗算:2*1

「multiply(2, 1)」

除算:2/1

「divide(2, 1)」

除算の余り:mod(3, 2)

「mod(3, 2)」

べき乗:2^3

「pow(2, 3)」

符号反転:-2*-1

「unaryMinus(-2)」

文字列→数値変換:value(“42“)

「unaryPlus(“42“)」
「toNumber(“42“)」

文字列に変換：TEXT()

「format(42)」

文字列連結:TEXTJOIN()

「join(“-“, “a“, “b“)」

文字列抽出:LEFT()、RIGHT()

「slice(“こんにちは“, 1, 3)」→んにち

文字列件数：LEN()

「length(“こんにちは“)」→5

日付差分:DATEDIF()

日付の差分を求める時に利用します。第三引数で、”days”以外にも”hours”や”year”など選択することで、時間の差分や年の差分も求められます。

「dateBetween(2021-10-11, 2021-10-12, “days“)」

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