多くの花屋さんが経営者になりきれない理由
先日、花屋さんをプロ野球に例えてブログを書きました。現場でプレーしている人たちと球団運営をしている人。それぞれの役割があると。
で、青木の目指す姿としては球団運営をしている人たち。現場ではできないことを担うことで現場をサポートする仕組みを作っていきたいと考えています。
ファンは誰についている?
「言ってることはわかる」
そんな声が聞こえてきそうですが、実際にそれができない一つの大きな原因と思われることがあります。
それは、「その人にファンがついている」ことです。特に数名で経営されている花屋さんであれば一人一人が大きな戦力ですし、一人で経営されている方であれば、その人こそがまさにそのお店そのものです。
となった時に「現場を離れにくい」わけです。現場離れちゃったらお客様も離れちゃう。人を育てたところで「やっぱり○○さんだから」この理由には勝てません。花屋はヒューマンビジネスだと解釈しているので、そこは切っても切り離せないと考えています。
これは良し悪しではなく特徴の話なので、誤解のないように。
もう1つの大きな理由
何と言っても「お花が大好き」これが一番でしょう。だからお花に触れていたい。とても素晴らしい理由です。だったらそこに軸足を置くのが、その人にとって、その人の周りの人にとって幸せなことなんじゃないかな?
経営者になりきれている人
そんな中でも私が知っている中で完全に経営に軸足を置いている花屋経営者が2名います。
その2名の共通点は「お花の制作ができない」ことです。恐らく99 %の花屋経営者はご自身がトップフローリストであり経営者。今の読売ジャイアンツでいうなら原監督が監督兼レギュラーでサードも守ってクリーンナップでもある状態です。
だからなかなか現場を離れられないし、離れようと思ってもその人に多くのファンがついているので離れにくい。
ここに課題を感じているので、この仕組みを変えていきたいと奮闘しております。その花屋さんの経営者にはなれないけど、経営者のサポートならできる(経営者になるなら合併するしかないが、それは現時点では考えていない)
そんなふうに考えています。