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このブログは、
"200~500kmを走るジャーニーラン"というクレイジーなレースにおいて、
その最高峰を目指すとある男の実録である。

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■ 日々、ゼロフジゼロに向けて準備を重ねていますが、
どんなに準備をしても、果てるときがきます。
限界の限界の限界。
精魂尽き果てた極限状態。
とでも言いましょうか。

装備やトレーニング、計画を練ったところで、
それらがまったく通用しないタイミングが訪れます。
どれだけ準備したところで、それは必ず起こるのです。
それはもうわかっていることです。

わかっていたとしても、
「それは訪れるもの」として、受け容れるしかありません。

ジャーニーランは、そういうものなんです。

■ 普通のフルマラソンやウルトラマラソンでは、
そこまでの境地に至ることはありません。
痛いやしんどいと言っても、少し頑張ればそれを乗り切れます。
エイドや沿道の声援に助けられて、走ることもできるでしょう。

ジャーニーランではそう言ったお助けアイテムもなく、
痛いもしんどいを通り越して、
体力や気力さえも使い果たした状況になるのです。

そんな状態になれば、もう何も残っていません。
残っているのは、"前に進む意思"だけ。
そう、前に進む意思だけは失っては行けないのです。


■ この意思を準備することは至極困難です。

極限状態に立ったときに、意思を持っているかどうかなんて、
その場に立ってみないとわからないですからね。

意思の部分について、今できることがあるとすれば、
ゼロフジゼロに向けての想いを塗り重ねていくこと。
"自分がどれだけ、この大会に気持ちを込めているか"
"在りたい自分の姿は何なのか"
"自分がどれだけ走ることに命を燃やしているのか"

こう言ったことを認識し、細胞レベルで自分の中に染み込ませていく。
そうすることで、極限状態に陥ったときでも、
前に進む意思を見失わないでいける。

■ これは、去年の沖縄一周サバイバルラン(沖サバ)のときでもそうでした。

去年の沖サバは、2019年の大会でリタイヤし、
その時から沖サバを完走することだけを意識して取り組んでいました。

3年後の2022年にリベンジを果たしましたが、
極限状態に陥ったときに、
心の内側で、この3年間やってきたこと、思い続けてきたことを反芻し続けていました。
「3年間思い続けてきた場所に立つまで、歩みを辞めない」
と言う強い意思を極限状態でも持ち続けられたのです。


■ 今回のゼロフジゼロでは、
まだリタイヤしたわけでもないので、この大会に対して強い思い入れはありませんが、
自分の在りたい姿だけは、常に持ち続けて、そして意識して、
極限状態を乗り切るようにします。


今日もお読みいただき、ありがとうございました!

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