109th_ジャーニーランのペースとは?
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このブログは、
"200~500kmを走るジャーニーラン"というクレイジーなレースにおいて、
その最高峰を目指すとある男の実録である。
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■ ここ連日、書いていますように、沖サバが近づいてきていますので、
ジャーニーランにおける走るときのペースについて考察を述べていきます。
なお、これは僕自身の考察であり、他のジャーニーランナーの方も一概に同じようなペースで走っているわけではなくことはお断りしておきます。
あくまでも参考程度に捉えていただければと思います。
キーワードは"楽に長く"
■ 一般的なマラソンとは違い、
競技時間が長丁場になるジャーニーランにおいて
「苦しい」や「しんどい」という感情が続くようでは走り続けられません。
苦しいやしんどいという感情を抱えたままで走れるのは、
ハーフマラソンやフルマラソンまでの距離と考えたほうが良いです。
ジャーニーランにおいて、常に持っていたい感情としては
"楽に、楽しく"という感情です。
■ 人間誰しも、
歯を食いしばって堪えながら物事をやり続けるのは、限界があります。
また、そういう堪えながらやり続けている時間というのは、
往々にして時間の経過が遅く、頑張って取り組んだにも関わらず、
実際の結果というのは大したことがなく、頑張った甲斐がありません。
このようなことから、
苦しいやしんどいという感情を抱えたペースを元に
ウルトラマラソンやジャーニーランのペースを考えるのは
早期に計画が破綻することは目に見えています。
そこで、超ロング走のペースを考える際に重視するのは、
"楽に、長く走れるペース"なのです。
■ 楽に走れるペースとは、
平坦な道を1〜2時間かけて走ったときのペースを参考にします。
多少信号などで引っかかってもいいですが、コンビニなどでの休憩は含まないようにします。
息が上がったり、脚の疲労感を感じるペースは早すぎますし、
遅すぎても返って疲労感や重さを感じることがあります。
超ロング走に合った適切なペースというのは個人個人でありますので、
普段の練習でそのペースを探しましょう。
また、息の上がるペースというのは、季節によって異なります。
一般的に暑いと息も上がりやすいので、
本番の気温に近い季節に適切なペースを探すのが良いでしょう。
ゴールをイメージできるか
■ 息の上がりや疲労感は楽に長く走れるペースに直結しますが、
もうひとつ基準となるポイントとして、
「ゴールをイメージできるかどうか」があります。
練習の時に走っていると、
気持ちよく走れることがあります。
気持ちよく走れてペースも良いので、一見何の問題もないようですが、
実はオーバーペースに陥っているときもあり、
同じようにレース中に走ってしまうと、
レース後半で脚力が足りなくなってしまう原因となってします。
練習中に脚力を使い果たしそこで終えても問題はないですが、
いざ本番で同じことをしてしまっては、ゴールに辿り着けません。
■ そこで、練習で走っているときに
「このペースで走り続けて、果たしてゴールまで辿り着けるだろうか?」をイメージするために自問自答するのです。
自問自答した結果がYESであればそのまま走り続け、
走り終えたときの疲労感を確かめます。
練習を走り終えてもまだ十分な余力を残した状態であればOKですし、
余力が残っていなかったり、疲労感を感じるようであれば次回に走るときにペース調整を行います。
もし自問自答の結果がNOであればペースを落とし、
その場でペースを落とし、ゴールまで走り続けられる自分をイメージできるペースを探ります。
ゴールをイメージするのが難しければ、
途中の50kmや100km地点でも構いません。
人間、イメージしたことしか現実にできないので、
未来の自分をイメージし、そこに合わせる形でペース調整を行います。
■ また、よりタイムを狙いにいくような大会では、
周回コースを走り、ラップタイムを計測して、
周回ごとにタイムを見て調整する方法もあります。
ウルトラマラソン以上の距離になると、
想定ペース/km±10秒ぐらいであれば許容範囲と捉え、
調整していきます。
できれば、20〜30kmぐらいは周回コースを走り、
体に想定ペースを馴染ませていきます。
トラブルや休憩を考慮する
■ ウルトラマラソンやジャーニーランでは、
コンビニやエイドに立ち寄ることがよくあります。
ただ単に立ち寄って補給することはもちろんのこと、
生理現象で思わずトイレに立ち寄ることもあるでしょう。
食べることは必須の超長距離走では
こういった時間も考慮してペースを考えないといけません。
これは個人差はありますが、
走る:休憩その他 = 5:1ぐらいに時間配分
が良いでしょう。
例えば、6:00/kmを基準ペースとすると、
8km/時間走ることになります。
この設定ですと、信号に捕まったりコンビニのトイレに立ち寄ったとしても
12分間の時間的猶予があります。
僕は実際に沖サバで12時間走り、100km地点まで到着しました。
この経験を基に他の大会でも12時間で100kmを一つの目安にしてます。
また、コース上のアップダウンもペースが変化する要因となります。
本番でどのようなコースを走るかは考慮する材料に入れておきましょう。
まとめ
練習で楽に長く走れるペースを確かめること
「そのペースでゴールまでいけるか?」をイメージしながら走る
最終的なゴールタイムは休憩なども加味して、
走る:休憩その他=5:1ぐらいの比率で見積もる
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