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頭の中のネットワークを広げる〈教科学習〉

脳のネットワークを広げる教科学習

◯ 例えば、「おもちゃを 棚の上の 青いカゴの 右に 置いて」という指示を聞いて片付けます。

◯ きちんとできた場合、「棚」という家具の概念、「上」「右」の空間位置の概念、「青」という色の概念を形成していると言えます。

◯「概念形成」とは、ざっくり言うと、ある物事について「これってこういうことだよね。」と、言葉や行動で対応できる状態になることです。

◯この概念のまとまりが、教科です。

◯ 算数・数学は数量、図形などの概念、生活科は身近な自然や社会の概念、職業科は労働の概念を学びます。

◯ たし算の方法や三角形の書き方を覚えることが教科の学習ではありません。

◯ 「鉄塔は三角形でできているね」「椅子は4本脚の方がグラグラしないよね」ということに気づくのは、三角形や四角形の概念があるからです。

◯ つまり、授業とは、概念形成であり、頭の中のネットワークを広げることです。

◯ ネットワークとは、点が線でつながり、線が面を作り、網の目のことです。

◯ 経験と知識の点をたくさんつくれば、線でつながった時の網の目は細かくなります。

◯ 教科学習は、ネットワークをつくるための点と線と、そのつなげ方です。

◯ 決して、暗記することが目的ではありません。

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