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探索のきろく

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フィールドワーク。地下、路地裏、洞窟、暗がり、サブカル、メット仕事。
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2022年4月の記事一覧

清川名店街をゆく(福岡)

博多駅の近くにある清川交差点あたり。ここにかつて清川名店街というビルがあったことを知っている人は、どれくらいいるだろうか。いまの清川商店街じゃないよ。PCからサルベージされた過去の映像群をどうぞ。 ――そして、いまから数年前のこと 清川名店街は最初の撮影のあと、すぐに取り壊されたらしい。ネットで探してもここの情報ってホント少ないんだよね。写真も記事もほとんど出てきませんでした。郷土資料館とかに行けばあるのかもしれないけど。 この近くには柳橋連合市場という場所もあり、いまも

じゅらくビルをゆく(東京)

PCを整理していたら、ものすごく昔に撮った写真がでてきた。すでに現存しない建築物もある。なんだか懐かしかったので、さらしていきます。 調べたら、じゅらくビルは2006年に解体されたらしい。たぶん写真は最晩年の姿だと思うけど、保存するにしても安全性や費用負担の問題もあるし、貴重な近代建築が姿を消していくのも仕方ないことなのかもね。自分にできることといったらその雄姿を記録しておくことくらいで、それを思えば当時の若い自分はよくやったよ。 そんな、15年前の、暑い夏のできごとでした

博物館動物園駅をゆく2(東京)

(前回はこちら) 音量注意! この独特の雰囲気。上野は恩賜公園(天皇陛下からの賜りもの)ということもあり、非常に豪奢な作りになっています。 階段を下りていき、ホームにまで立ち入ることができるとか、感動です。 音量注意! なんだろう、この昔の女神転生みたいな感覚は。 音量注意! ホームのはずれは薄暗く、やはり立入禁止ではあるんだけど、METROシリーズのような世紀末感に惹かれてふらふらと足が勝手に動いていく。 音量注意! 壁や天井の装飾も素晴らしく、職人の誠実な

博物館動物園駅をゆく1(東京)

2022.04.10 あこがれの地、博物館動物園駅に足を踏み入れました。 こち亀にもでてきたあの駅、現在すでに営業を終了しており普段は立入禁止です。今回のイベントは、第1回の抽選ではずれ、第2回で当選しました。やったー。倍率は6倍だったとのこと。 いままで上野から日暮里の地下空間を京成電車の窓から目を凝らして見つめることしかできなかった幻の駅。よっしゃ、いったるぜー。 音量注意! 普段は見ることのない光景に車内の興奮は早くもMAX。 はやくもクライマックスが訪れます。

通町レトロ商店街をゆく(岡山)

ホテルのルームクリーニングの時間を利用して、昭和レトロな商店街を訪ねよう、という企画!☺️ というわけで、足元も悪いなか、昭和にタイムスリップしてきました。 地方には、まだまだこういう時間の止まったエリアがあるんだろうね❗🐤 人の集まる場所は再開発の手が入りどんどん近代化される一方、過疎っている地区は自然に飲みこまれていく。 なんでも貨幣価値に換算されて、割に合わなければ誰も開発しようとはしない。歩みを止めることは、単に進展がなくなるだけじゃなくて、相対的には衰退へ向かう

井倉洞をゆく(岡山)

もうだいぶ前なんだけど、出張がてら井倉洞へ寄ってきた。 音量注意! こういうギミックもある 音量注意! 無人の空間に響く音声ガイダンス。さみしい