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Happy Ending

 こんにちは。明日から本格的に仕事が再開となり、なんだかなあという今日この頃なわたくしです。仕事においても自己研鑽においても全体的に少しモチベーションが下がっているので、何とか状態を上向きにできるようにしていきたいと思っています。

 この前のNote、友人がすごくよかったといって連絡してくれました!すごくうれしかったですね。すっごくやる気が出た。これからもちょくちょく頑張って更新していこうかなと思います。ありがとう。

 いろいろ書く話題はあったのですが、また音楽の話題にしてみました。今日はMIKAというアーティストの”Happy Ending”という曲を紹介したいと思います。

About MIKA

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 MIKAはレバノン出身イギリス在住のシンガーソングライターで、現在36歳。ポップな曲調に、歌う彼の音域の広さもあいまって人気を博している。音楽性はフレディ・マーキュリーと比較されることも多い。オリジナルアルバムはクオリティが高い割にはブックオフの500円コーナーで頻出なのでおすすめ。。

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 彼を知ったのはクイーンつながりで友人に紹介されたのがきっかけでした。とってもリズミカルな曲調と彼の音域の広さは、自分にとってとても新鮮でした。延期にはなってしまいましたが、今年来日する予定もありました。次に来る時までに聴きこんで、ライブに絶対に行ってやろうという気になっています。

 今日はハマった曲の中で、表題にもある通り”Happy Ending"を紹介したいと思います。前回はリリックの紹介がメインでしたが、今日は曲調に焦点を当てていきたいと思います。

About Happy Ending

 この曲、”Happy Ending"という名前がついているくせして、失恋の曲です…

This is the way you left me,I'm not pretending

No hope No love No glory ,No happy ending

「これはあなたがわたしを置いて行った事実、目を背けたりはしない。

望みや愛や希望なんてあったもんじゃない。幸せな結末なんてない。(意訳)」

なーんていう悲しい歌いだしです。。間違っても結婚式とかには使わないでくださいね(笑)

歌詞の全容は以下のページをご覧ください。探せば和訳もあります。。

https://www.azlyrics.com/lyrics/mika/happyending.html

 この曲の魅力はずばり「緩急」にあると思います。

音域の広さはもちろんのこと、曲のプロデュースも含めてMIKA、相当計算しているんじゃないかなと思います。気になった方は是非一度曲を聴いてみてください。歌詞ありなのでこの後の説明が分かりやすくなるかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?v=pxA26LGI2Mc

~Happy Ending~序盤

 この曲はきれいな女性の声で静かに始まります。途中からMIKAが割り込んではいってきます。Wake up in the morningからです。MIKAの前半の歌い方は

①ささやくように高い声で

ではじまり、歌詞の”This is the hardest story”からは

②地声っぽく、力強く

そして最後の”Happy endings gone forever more”のmoreのreあたりでは

③オクターブを一つ上げて裏声のように

歌い上げます。

良く聴いていないと気付かないのですが、かなりち密に歌い上げている印象です。かなり揺さぶられます。②でギアをあげて③に頂点がやってきます。バックのピアノやストリングスもしっかり盛り上がります。

~Happy Ending~中盤

 二番までは序盤の内容を繰り返しています。女性コーラスとMIKAの歌う部分が合致するところも素敵です。

後半にかけて”Little bit of love"という歌詞が繰り返されます。「もう少しの愛があれば…」だなんて、自分に言われているみたい(笑)。

4小節が静かに過ぎた後、女性コーラスがタンバリンをBGMにダイナミクス小さ目で入ってきます。さらにまた4小節がすぎるとクラップが入り、さらにダイナミクスが大きくなります。この4小節間を、女性コーラスが入ってから5セット。ダイナミクスの変化、楽器の増やし方、そしてMIKAの歌い方。これらは聴くたびに新しい発見があります。そしてストリングスを加えてクライマックスを迎えます。

~Happy Ending~終盤

 一番最初にも出てきましたね、”this is the way you left me, I'm not pretending."がまた戻ってきます。今までの"little bit of love"でためていたパワーを解放しているかのような、力強さです。

 ここは、もう完全にゴスペルの世界です。「天使にラブ・ソングを」のような雰囲気。ほんとに厚みがすごいです。ビートは単純であるからか、心なしかグルーヴ感も感じられます。2フレーズ目のハモリもよい。

 そして最後は、冒頭とまったく同じように”this is the way you left me,I'm not pretending"で締めくくります。聴き終わった後の爽快感たるや。名作映画の後のような満足感が味わえると思います。曲の中で多くの緩急をつけて、聴くものを揺さぶる彼の曲調に脱帽です。


 参考までに、ミュージックビデオと、シンフォニアポップバージョンも載せておきます。ぜひお聴きください!!

ミュージックビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=vzoYgasvKdo

シンフォニアポップバージョン

https://www.youtube.com/watch?v=WC37CaXrbTc

読んでいただき、ありがとうございました!!



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