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20年やって身に着けた個人的「健康な推し活」

今や、一大ムーブメントのようになっている「推し活」。
世間では「推し色」「現場」を意識した商品が各メーカーから販売されています。

私は2005年から「推し活」を始めた者ですが、昔に比べてずっとずっと「アイドルを推している」ことについて話しやすくなったな~と思います。

そして、約20年推し活(昔からの癖でいまだにヲタ活と言ってしまう)をしているなかで、周りからの目はもちろん、個人的にも本当にいろんなことがあったなぁと最近思い返す機会が多いです。

ヲタ活友達からネットを介した集団いじめがあったり、顔や個人情報を晒されたり、チケットや友人関係を巡ってヲタ活友達と出会ったり、離れたり…ファンの民度にうんざりしたり、事務所の方針や出てくる曲があまりに気に入らな過ぎて日々怒ったり… 

そんなことを繰り返していく中で、最近は、「自分なりの推し活」の正解が見えてきました。


今回は
「推しのことは好きだけどヲタ活がちょっと億劫になってきた」
「追うものが多すぎて少し疲れる」
「自分の意見が少数派に感じて、孤独感がある…」

そんな人たちに少しでも健康的にヲタ活を楽しんでもらえる一助となれば…と思い、自分の思い出も交えながら個人的:健康的なヲタ活についてつらつら話そうかな…と思います。


ちなみに…私の推しているグループだと、好きになってからの数年

・民度低すぎて事務所から数回に及ぶお達しがある、他界隈から「じょせの好きなグループ、民度めっちゃ悪いらしいねww」と言われまくる
・格差激しすぎて個人仕事が推されメンバーにしか来ない
・相次ぐトンチキ曲や理想とかけ離れたプロモーションにうんざりする

なんかがありました。懐かしい~
今や懐かしい思い出になっていますが、当時はとってもため息をついていた記憶があります。


こんな時を経て、私が見つけた推し活3箇条は下記です。

・人と比べない!
・自分の考えに自信と誇りを持つ!
・自分に心地いい距離をとりつづける!

ひっくるめると「マイペースを極めること」です。


これができたらいいよね…と思いつつ、なかなかそうもいかないこともありますよね…。なので個人的にやっていることを下記に書いていきます。誰かの参考になったらいいな~


・人と比べない

これ、ほんっとに大事です!!!!!!
「あの人の方が、現場に足を運んでるから…」「あの人がこう言ってるってことは私の考えは間違いなのかも」「みんなはたくさんCD買ってるけど買ってない私ってあんまり好きじゃないのかな…」

うるさい!あんたが法や!!!!

っていうのが私の意見です。
人間の数だけ考えや性格があるので、考えや推し方に違いがあって当たり前だと思います。
それこそプライベートが忙しい時・しんどい時もある。CDを買えない時だって、MVを回せない気分の日だってある。だから「全部を追ってる人が正しい」「マイナスな気持ちを持ってる自分は間違い」とか絶対絶対に思わない方がいいと、私は思います。

ただ、”俺が法”をする上で気を付けたい唯一のことは、「推しを傷つけない」です。

私たちって大前提、推しのことが好きで推しの笑顔が見たくてファンになっていると思うのです。

今はSNSで毎日いろんな情報が流れてきて、怒りや悲しい気持ちが溢れるときだって時にはあると思います。ただそれを公共の目に触れるところに流すと、マイナスな情報って本当に拡散されやすいので…。

悲しい気持ちが伝染することだけは避けたいなというのが今の時代にできた個人的ルールです。
でも、マイナスな感情を持つことは悪いことじゃないので、私はまったくヲタクじゃない友達とかに愚痴って「なんか大変そうだね」って言ってもらって収めています。

追記:2023/9/19

最近では、『なんでみんな〇〇してくれないんだろう』みたいな相談をもらうこともあります。

近年はCDの購買・MV再生・アワードへの投票…どんな界隈でもいろんな手段を通じて「推しの笑顔のためにできること」が増えましたよね。

どう考えても「やるべき」「やったほうがいい」ことなのに、みんながやっていないように感じる…
こういう気持ちになる時もあるかなと思います。

そういう時は、割り切りプラスへの転換をお勧めします。
誰が何枚買ってる、何回再生してる、何票投票した、申し込んだ、署名した…そんなことわかりようもないので、ここは一度「自分」だけを軸にして考え直してみるようにしています。

個人的には「私のこの行動で1人がまた協力的になったらいいな」と考えるのがおすすめです。人を変えることは不可能なので、私も次第に期待せず、自分がおこせる行動にだけちょっと期待をもって応援するようになりました。

それでも他者大勢の人を動かしたいときは?私は、それぞれが受け入れやすい形を考えて、個別・小分けのアプローチをするようにしています。
人の推し活ルーティンに提言する、という行為をする以上、デカすぎる主語でくくらない、はいいかもしれませんね…!

マイペースでいいけど、独りよがりになってはいけない、だけ肝に銘じています。


・自分の考えや選択に誇りと自信を持つ

上に付随してくることです。
まじで、ヲタ活って人のためにやってることじゃないから。
自分がハッピーになるためにやっていることというのを忘れずにいたいなと思ってます。

その基準を持つことで、くよくよもやもやすることがなくなりました。

自分が選択して行かないと決めた現場に「やっぱ行けばよかったな」「あの時行ってれば…」とくよくよ悩んだことはないです。

そりゃぁもちろん、推しが思わず号泣した現場、推しが忘れられないと言っている現場、あの時行ってたらよかっただろうな、と思うこともあります。でも、その時の私ができるだけの力を使っていたうえで”行かない”と判断したのであれば、それが自分にとっては正解なのです。

と、いう風に毎回の判断に自信を持つことで、くよくよ悩むこともなくなりました。

(自分にとっての正解、なので、人には押し付けないようにしています。)


・自分に心地いい距離をとる

最近これも大事なんだろうなと思います。

時には自分の理想じゃない方向に推しor事務所が向かってしまったり(いわゆる”解釈違い”)、ファンの民度や自分と違った意見を目にすることに耐えられなくて、心が痛む人もいるかと思います。

そんな時は、自分にとって心地いい距離でヲタ活するのが個人的にはおすすめです。
それが「完全に遮断する」の人もいるだろうし、「公式からの供給だけ追う」という人もいると思います。
(個人的には、見たくなかった情報は見なかったことにしたり、ミュートワードに設定したりしてた)

別に全部追わなくたって、推しのことが好きという気持ちがあれば立派な推し活だと思うので、自分にとって心地いい距離を探すようにしてます。

先ほどの話にも付随しますが、あくまで自分のための推し活なんで、推しのためを考えた結果、自分を蔑ろにしてはいけないのかなと思います。
推しは私の人生を豊かにしてくれるけど、推しに私を殺させてはいけない、という塩梅でしょうか。

(昔はもっともっと単推し文化が強かったので、担降り宣言とかあったな…今は兼推しとかマルチなヲタクも増えてるしその点は今の方が楽かも)


まぁこんなことを言っときながら、なんだかんだ私は18年間、時にイライラ、時にがっかりしつつも、ずっと推しのことを必死で追いかけてきたな…。

ときに推しに依存しすぎてしまうこともあったし?推しがいないと生きていけない!との感情にまでなったこともあります。

それでも、そんな時代を経たからこそ、「私の人生を豊かにしてくれてありがとう」という気持ちで推しを見ようと思えるようになりました。

今年になって新しくできた推しのこともたくさん吸収して酸いも甘いもかみしめてますが、きっとそれが私にとって心地いい距離なんだな、と改めて感じました。長くヲタクしてると、痛みにも強くなるらしい。


今は自分の推しが所属する事務所に大変なことが続いていて、正直100%明るい気持ちで推せているわけではないし、世の中に「もう!!!!」と思うときもあります。

まぁそれでも、本当にイラっとしたらいったんスマホを閉じてリア友に愚痴って、自分なりに「推しと自分が笑顔でいるためのマイペースな推し活」をこれからも楽しんでいけたらな~と思う1日でした。


歯切れ悪いけど終わり!どんな界隈の人も、笑顔でいて欲しいな!


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