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ドイツ語の学習手帳

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僕なりのドイツ語の勉強法や文法に関する記事をまとめています。良ければ読んでいただければ嬉しいです。
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2021年6月の記事一覧

紛らわしいドイツ語:「箱」

紛らわしいドイツ語:「箱」

こんにちは!

今回は紛らわしいドイツ語について書こうと思います。

それもずばり、「箱」を表すドイツ語です。

基本的な単語であるはずにもかかわらず、様々な訳し方があり、覚えにくい単語です。

そもそも、日本語の「箱」とは何なのか。大辞泉によりますと、

木・紙・竹などで作った、物を入れるための器。多くは方形。

これだけです。

定義の範囲がかなり広いことがここから分かります。

素材も特に指

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【ドイツ語】よく見かけるのに今ひとつピンと来ない表現(vor Augen führen)

【ドイツ語】よく見かけるのに今ひとつピンと来ない表現(vor Augen führen)

この表現はドイツ語を読んだり聴いたりしているととてもよく出てきます。インタビューなどで出てくることが多いですかね。

分かったような分からないような、消化不良の状態でずっと頭に残っている表現でした。

これは「しっかり認識させる」「しっかり理解させる」という訳語で覚えると覚えやすいと思います。(「しっかり」は「はっきり」でも可)

他に覚えやすい方法としては、「klarmachen」の言い換えであ

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単語の意味が腹落ちするとき

単語の意味が腹落ちするとき

こんにちは!

最近は、主にドイツ語の本を読んだり、授業で通訳の練習をする中で、ドイツ語の表現を覚えていっています。

特に勉強になっているのは、既に聞いたことがあるけれど、しっくりと意味が分からない、という単語の数々です。

こういった単語については、これから随時記事でも書いていこうと思います。

「分かっているつもり」なのに、意味が今ひとつストンと腑に落ちない、ということは、よくあるのではない

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当たり前のことを、当たり前にできるように

語学の勉強が進み、日常的な読み書きや会話に特に不自由なくなってくると、今度は逆に「簡単な表現」がネックになることがあります。

学習過程で、誰しも、自分が何について関心があるかによって語彙や表現に偏りが生じてきます。

特に、ある学問を学びたくて語学を勉強する人は、専門分野の語彙はやたらに詳しいのに、日常的な場面ではしどろもどろする…ということが少なくないのではないでしょうか?

少なくとも自分は

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「言い回し」の言い回し

「言い回し」の言い回し

 こんにちは。

 今回は短い記事ですが、「言い回し」についての話をしたいと思います。

 洋書を読んでいて、「a turn of phrase」という表現が出てきたので、なんのことだと思って辞書を調べていたら、「言い回し」という意味でした。

 目から鱗でした。「turn」は「回る」という意味なので、まさに文字通り「言い回し」なんだと思ったのです。

 これは面白い発見でした!

 ドイツ語で何

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