いい人生にはいい情報が必要だ

皆さんは、普段「情報」とどのように付き合っているでしょうか。生きていく上で欠かせない情報。

「情報」は、明治期に造られた「事情の報告」を意味する和製漢語です。その後、英語“information”の訳語として、人間の行動や社会の存続に関する「知らせ」の意味で広く使われるようになりました。

マネジメントの父であるドラッカーにとって、「情報とは組織を一体化させるものであり、かつ一人ひとりの知識労働者に成果をあげさせるもの。組織としても個人としても、いかなる情報を必要とし、いかにしてそれらを手に入れるかを知らなければならない。そして、それらの情報を主たる資源として体系化する方法を知らなければならない」としています。

情報を得るだけでは「知識」にならない。情報を体系化して初めて知識になるということを言っています。

知識を持って行動するのと、情報に踊らされて行動するのでは、大きく結果が異なってくるでしょう。体系化された情報は論理の元に成り立っているからです。

何かの成果を上げるため、情報を体系化し知識とする。

その情報を皆さんはどこから得ているでしょうか。SNS?知人の話?誰かが言っていたから、という情報ほど信用できないものはないかもしれません。

情報には、大きく分けて一次情報、二次情報があります。前者は本人が見たり聞いたりと、直接的な体験を通してアウトプットした考察や考えを指します。対して後者は、他者が発信している考察を集めたもの。その信憑性は一次情報に対して低いと言えます。

日常の中で体験を通して得た情報は、いつか線になり、面になります。一次情報という質の良い情報の体系化は、新しい概念やモノコトを生み出すかもしれないのです。

良い、悪い体験どちらも人生に生かされると思います。

なぜそう言えるか。今、生きているからです。そして自身の中で得てきた情報は体系化されています。

無駄なことは一つもなく、自分に足りないことを得るための体験は、人生にとって価値です。

休職中、仕事を続けている中では得られなかった感情や、概念に触れています。これもいつか、あの時は大変だったけれどそのおかげで今がある。そう思えるように、少しずつ進みたいと思います。


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